A Thousand Blessings
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2006年12月17日(日) 木枯らしの交響曲



バスの10停留所分を歩く。

僕はいつも冬に絶望しているな。
楽観的になれる薬があるのなら、CDを全部処分してもいい、などと
考えながら、トットコトットコ、歩く。
明日が、見えねぇー。ぜんぜん。


家に帰って、エルガーの交響曲第1番を聴く。
バルビローリ指揮フィルハーモニアのとびきりの演奏で。
ブラームスよりさらに通俗的で人間臭い名曲に、
この柔らかい演奏は、完全に正しい。泣いた。思いっきし。


明日は、この第1主題を口ずさみながら、歩こう。











(12月8日 記)


響 一朗

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