A Thousand Blessings
2004年1月〜最新|ひとつ前に戻る|ひとつ先に進む
バスの10停留所分を歩く。
僕はいつも冬に絶望しているな。 楽観的になれる薬があるのなら、CDを全部処分してもいい、などと 考えながら、トットコトットコ、歩く。 明日が、見えねぇー。ぜんぜん。
家に帰って、エルガーの交響曲第1番を聴く。 バルビローリ指揮フィルハーモニアのとびきりの演奏で。 ブラームスよりさらに通俗的で人間臭い名曲に、 この柔らかい演奏は、完全に正しい。泣いた。思いっきし。
明日は、この第1主題を口ずさみながら、歩こう。
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(12月8日 記)
響 一朗
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