A Thousand Blessings
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2006年11月01日(水) |
ソン・イェジンをください |
以前、友人にぜひ見るようにと勧められたいたが、 タイトルのあまりのあまりぶりに引いてしまって、そのまま見ずにいた。 最近知ったんだけど、あれは邦題だったのね。『ラブストーリー』っていうタイトル。 配給会社の阿呆が韓流ブームに巧くのっけて売ろうとしたのがミエミエ。 ありえないっしょ?『ラブストーリー』・・・なんてさ。 原題は『CLASSIC』だそう。それもいまいちだけど、 『ラブストーリー』よりはずっとまし。
で、レンタルして、見ましたよ。 2つの意味で驚いた。まずは悪い方から(笑) 僕がシナリオライターだったら、こんなベタな話は書かないな。 途中で、この映画の一番の肝の部分が読めちゃうし、 それに映画史の中で何百回も取り上げらてきた悲恋のテーマだしね。 映像的な部分で言えば、照明を加工しすぎかな。昼のシーンはともかく 夜のシーンのリアリティは、最初から追求する気がないようで。 それから、脚本的な部分で、一度観客に見せてしまったものをもう一度役者に 説明させるのはやはりくどいと感じた。観客の想像力を信じていない証拠。 あとは、音楽の使い方。もう5〜6秒前から、 「さあ!ここで流れるぞ!」と予言できるほど ベタな使い方(笑)。『冬ソナ』もちょっと見ただけだけど、そんな感じだったなー。 号泣映画との評判だが、そういう意味では邦題の『ラブストーリー』は 的を射ていると。
さて、これほどけなしていながら、僕がこのDVDをさきほどamazonに 注文してしまった理由は、ただひとつ!
韓国映画界の宝石と呼ばれている、ソン・イェジン ■の可憐さゆえである。 映画撮影時はおそらく20歳。 いやぁー、かわいいね〜。いわゆる美人顔ではないが。 鼻だって高くないし、目だって特別大きい訳でもないし。 胸もどっちかというと小さい方だ。でも清楚だからいいのだ。 笑顔もいい。怒った顔もいい。悲しみにくれる顔もいい。 表情が豊かだ。足首が細いのはもう最高得点だ。 日本の女優で言えば、顔立ちは違うけど、イメージとしては やっぱ宮崎あおいかな。宮崎よりずっと大人っぽいけど、 そ、イメージは似ているな。いや、そっくりだぞ。 ちなみに宮崎あおいのほうが、ブサイクだけど(笑) ソン・イェジンは他の映画もそうだけど、彼女だけで持ってるのね。 彼女のプロモーションフィルムのような映画。 それで正解だと思う。彼女の声は素敵だしね。 そうそう、韓国映画を見るときは絶対に吹き替え版はダメだよ。 下手なのが多いし(この『ラブストーリー』のソン・イェジンの 日本語吹き替えは、ほとんど犯罪的にひどい)、 それに韓国の文化を映画の中で学ぶためには あの韓国語の響きが重要なんだ。
ということで、定価2500円。amazonで買えば1856円!安い! できれば韓国版のオリジナルジャケで欲しいところ。 日本版は、なんか、いかにも韓流便乗商品的で、、安っぽいな。
(韓国盤DVDのジャケ)
(日本盤DVDのジャケ)
この映画の最高のシーンは、僕的に言うと、 ソン・イェジンが雨の中を一人で走りながら、傘を届けにいくところ。 もうずぶ濡れで・・・。 あーー、これもベタなんだけどね〜^、、もう騙されちゃう!おじさんも!うふん。
ソン・イェジンを、ください。
響 一朗
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