A Thousand Blessings
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2006年09月29日(金) |
細野晴臣/東京シャイネス |
はい、たぶん、今日は9月20日?
大腸憩室炎と両腕上腕骨外側上顆炎(医者からしばらくパソコンを やめないと悪化して大変だぞと脅かされたが、どうでもいいーや)で病院をハシゴし、 気力も失せ、映画のDVDを90円サービスデーだからって10本も 借りてきちゃって,で、それをまた3日くらいで見ちゃうんだろうし、 もうなんか、ほんと、マジで死にたいっす・・・・。
と、思っていたら、amazonからDVDが。借金取りに殺されたい。
「細野晴臣/東京シャイネス」初回特別版■
細野さんが歌っている。
「ご存知のように僕は歌手じゃないので、こんなにいっぱい歌うって事は 生まれて初めてで。自分で作っておいたまま放っておくんですね。 歌うってことを考えないで作るんで、この“ロータス・ラブ”(YMO時代の作品) もこのメンバーではじめて歌うんです。こんな歌なんですねー。 いい曲だなぁーって。」
おっしゃるように、素晴らしい唄として蘇っている。 もちろん細野さんは、歌手である。日本一のベースプレイヤーであることと同じくらい その価値が高い事は、ファンならみんな知っている。 それでもここまで本気で歌いきっているのは、「HOSONO HOUSE」以来 かもしれない。「HOSONO HOUSE」とそれ以後のソロアルバムの決定的な 違いは、細野さんが書く詞の内容に顕著に表れている。 興味がある方は、歌詞を読んでね。
『東京シャイネス』という細野さんが歌うことを目的に結成されたバンドの メンバーに高田渡の息子でペダルスティール・ギター・プレイヤーの高田蓮がいる。 このバンドの音の中核を担っているのだが、彼が細野さんの歌声に自身の繊細な音を 重ねていく姿に、感動を覚えた。きっと彼自身も、他の演奏家も、 細野さんに晩年の高田渡を見てるんじゃないかと思う。想像だけど。 全然、的外れ?(笑) 今、ふたりの立ち位置はものすごく近づいていると思うけどな。
こんなにも緩やかで、しかし冗漫にならず、どこまでも自然で、せせらぎのような 音楽って、そうはないと思う。
2種類のDVDが発売されたが、 迷わずに初回特別版を購入すべし。2000円高いけど。 通常版なんか意味ないすからね。間違えないように。 特別版には、稲荷山公園で開催された 「ハイドパーク・ミュージック・フェスティバル2005」での、 例の有名なパフォーマンスが9曲も!収録されている。 そのほか、アウトテイクが数曲、インタビュー、対談など盛りだくさん。 感激号泣ものの、宝物です。。。
最後に素晴らしい演奏を繰り広げたバンドのメンバー紹介しよう! 鈴木惣一郎、浜口茂外、高田蓮、高野寛、伊賀航、三上敏視、 そして、ゲストの小坂忠!!
これを見れて、また、死なずにすんだよ。 明日はわかんないけどさ。
響 一朗
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