A Thousand Blessings
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2006年06月27日(火) |
「ヴァイブレータ」と「害虫」 |
「誘拐された理由について思い当たるふしは?」と質問されて 「いえ、まったくないです」と答えるアホな母娘。 セレブな母娘としてテレビにたびたび出演して収入自慢をしていたから 身代金目的の誘拐をされたわけで。ま、それはそれとして。 僕が親なら、無事開放された愛する娘をテレビカメラの前に再び立たせるような 愚かな真似はしないな。 やっぱりこの女医さんは、自己顕示欲のかたまりとしか思えない。 何不自由なく育った21歳の娘の話し方は 僕の周りの21歳のそれとくらべて、驚くほど幼い。お母さん、もっと考えなくちゃ。 と、今回はどうでもいい話からはじまる。
ほんとはW杯日本代表のことを書こうと思ったのだが なんか、バカバカしくなっちゃって(笑)やめた。 とりあえず、巨人が完全に沈没して 愛する中日が首位に立っているだけで、僕は満足。
音楽も聴いてるし、DVDも見てるよ。 今日もアマゾンから5枚届いたし。 すっごいのや、ものすっごいのや。 ザ・バンドの6枚組ボックスなんて、、もう・・・!
とりあえず、うぉーー!というのを列記して。
1 ザ・バンド/ミュージカル・ヒストリー(6枚組) 2 ボブ・ディラン/ノー・ディレクション・ホーム(2枚組DVD) 3 ソニック・ユース/ラザー・リップト 4 小谷美紗子/night 5 エルヴィス・コステロ&アラン・トゥーサン/ザ・リヴァー・イン・リヴァース 6 ヤン・冨田/フォーエヴァー・ヤン 7 ピチカート・ファイブ/ピチカート・ファイブ・アイ・ラブ・ユー 8 坂田明/ひまわり 9 マリーザ・モンチ/私の中の無限
うーむ。この辺が、ここんとこの、うぉー!かな。
かつて、20代の頃。友人とスタジオでブルースセッションをしていたとき サックス担当のK君がキーを間違えて吹き始め、そのまま轟音のため 気づかず(アホですから(笑))、ドラムスを叩いていた僕は その奇妙な音の感覚、つまりフリーキーで崩壊しているのに どこか美しい音の連なりにカタルシスを覚え、イッちゃったのだ。 アルバート・アイラーに出会う前の話。 で、その後、「スピリチュアル・ユニティ」を聴き うぉー!これじゃ!と思い、メンバーを緊急招集。 その日からフリージャズセッションバンドと相成った訳でして。 最終的には、ドラムスの僕とギターのH君、ベースのM君の3人に縮小。 夜の9時から翌朝の5時まで、スタジオの中で狂おしい演奏を意味もなく 垂れ流しつづける、宗教的熱狂バンドとなったとさ。 その頃の録音物は、引っ越す時に僕の小・中学校の全ての作文・絵・手紙類 成績表・答案用紙・写真とともに消え失せた。父親曰く、「間違ってゴミに出して しまった」そうだ。 ま、確かにゴミと言われれば、ゴミだろうが。残っていれば、知人・友人に聴かせたい ものではあったな。ギターのH君はロバート・フリップだったもんね(笑) なんだか、青春時代の思い出の品がひとつもないというのも、、ねー・・。
明日は、医者に行き、3度目の腱鞘炎注射をしてくる。今度は6ヵ所。 夏が。。ああ、、怖い夏が来る。
お、そうだ。 数年前に話題になった映画「誰もしらない」をDVDで見た。 クソ面白くもない自己満足映画で、がっかり。内容は実話に基づくらしい。 ああいう一見ドキュメンタリータッチの映画(かなり作為的)は 苦手。監督のねらいが見え見えなのに、それにいとも簡単に引っかかった 某海外映画祭の審査員のレベルって、低いよね。主役の少年もどーってことないし。 それよりも宮崎あおい主演の「害虫」の方が、同じ不幸のベクトルならリアルだと思う。 「害虫」を見終えたときの後味の悪さといったらもう。だから評価するんだが。 悲しすぎる話だ。
寺島しのぶ主演の「ヴァイブレータ」■と宮崎あおい主演の「害虫」● どちらもおすすめ。
見てね。
響 一朗
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