A Thousand Blessings
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2006年03月07日(火) |
話題のシュタットフェルトのゴールドベルク |
発想、つまり「ネタのみ」で勝負するゴールドベルク変奏曲。 作品の懐に飛び込んでその大きさ・深さに触れ、たじろぎながらも 真っ向勝負していく潔さが感じられないゴールドベルク変奏曲。 ペライアは革新者・グールドを意識しながらも、それでも作品への敬意を忘れずに 「そこ」で留まる礼節をわきまえていたのに対し、この若いピアニストは ある意味傍若無人な振る舞いで、ズカズカと土足で上がりこんでいったような 気がする。才能も技術も確かに並外れているのは分かるが、 しかし、多くの評論家やリスナーが大絶賛する「発想の豊かさ?」が 僕には日本の若手芸人の「出落ち」みたいに思えてならない。 冒頭のアリア、オクターブ上でメロディを奏でる意味があるのか?
響 一朗
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