A Thousand Blessings
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2005年09月05日(月) |
編集CD-R 【21世紀へと繋がるCAN】&【バート・バカラックの音楽】 |
1970年代にドイツのグループ、CANが何をやっていたか。 どれほど先鋭的であったか。ファンの間では常識的なことが 一般の音楽ファンには驚くほど知られていない事実。 21世紀に繋がる重要な音楽を、プログレという狭いジャンルの中に 閉じ込めた評論家他の責任は大きいと思う。 ホルガー・シューカイの能力(演奏と編集)が急速に開花しはじめた 4thアルバム以降のCANの傑作を集めてみた。 これはCANのベストアルバムであるのと同時に ドラマー、ヤキ・リーヴェツァイトのベストプレイ集でもある。 ただし、ダモ・鈴木在籍のラストアルバムとなった5thアルバムからは あえて選曲しなかった。あれは、ぜひアルバム一枚を通して聴いて欲しい。
sumita’s selection 2005.9.5 オリジナル編集CD−R vol.1
【21世紀へと繋がるCAN】
1 フル・ムーン・オン・ザ・ハイウェイ(1975年) 2 スプーン(1972) 3 カム・スタ、ラ・ルナ(1974) 4 ヴァーナル・イークァノックス(1975) 5 ビタミンC(1972) 6 スプラッシュ(1974) 7 アイ・ウォント・モア(1976) 8 ドント・セイ・ノー(1977) 9 スープ(1972) 10 アンフィニッシュト(1975)
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バート・バカラック以降、「あの」転調スタイルを模倣するアーチストは 数え切れないほどいる。その頂上にブライアン・ウィルソンがいるわけだが。 そういった技術的・専門的な部分での評価の高さ(つまり ミュージシャンズ・ミュージシャン)に比べて 最上級のメロディメイカーという大衆に支持された最も重要な部分での評価 が、ここ日本ではいまいち低い気がする。つまり、ベンチャーズ的な扱われ方。 (誤解をしないでもらいたい。ベンチャーズが駄目ということでは決してない。 日本の音楽ファンの多くがベンチャーズに抱く「イメージ」という意味。 ちなみに僕はベンチャーズの大ファンである。) ポップスというジャンルへのある種の偏見があるのはまちがいない。 それは言い換えれば、「職人」よりも「芸術家」を上に置くという 考え方が音楽ファンに浸透していることの証左かもしれない。 転調するコードの中でメロディを自在に歌わせたバート・バカラックと 12音技法という約束事の中で新たな響きを作り出したシェーンベルク の差異を「音楽的価値」という視点から納得のいく説明ができる人が いたらぜひお聞かせ願いたい。
sumita’s selection 2005.9.5 オリジナル編集CD−R vol.2
【バート・バカラックの音楽】
1 プロミセス・プロミセス/バート・バカラック・オーケストラ 2 ウォーク・オン・バイ/ディオンヌ・ワーウィック 3 小さな願い/アレサ・フランクリン 4 世界は愛を求めている/ジャッキー・デシャノン 5 アルフィー/シラ・ブラック 6 カジノ・ロワイヤル/ハーブ・アルパート&ティファナ・ブラス 7 恋のとまどい/トミー・ハント 8 恋よさようなら/ディオンヌ・ワーウィック 9 リーチ・アウト/ナンシー・ウィルソン 10 ジス・ガール/ペトゥラ・クラーク 11 リヴィング・トゥゲザー、グロウィング・トゥゲザー/フィフス・ディメンション 12 ニューヨーク・シティ・セレナーデ/クリストファー・クロス 13 ユール・ネヴァー・ゲット・トゥ・ヘブン/スタイリスティックス 14 ベイビー・イッツ・ユー/シュレルズ 15 雨にぬれても/B.J.トーマス 16 サン・ホセへの道/ディオンヌ・ワーウィック 17 遥かなる影/カーペンターズ 18 恋の面影/ダスティ・スプリングフィールド 19 私を悲しませないで/ロジャー・ニコルス・アンド・ザ・スモール サークル・オブ・フレンズ 20 私を悲しませないで/バート・バカラック・オーケストラ
響 一朗
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