A Thousand Blessings
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2005年06月09日(木) |
ピーター・フランプトン「カムズ・アライブ」 |
1977年、友人たちとロック&ニューミュージック系ミニコミ誌を発行した。 創刊号の冒頭で「1976年ベストアルバム」というコーナーがあり 4人がそれぞれベスト10を選出した。 僕が選んだのは、(一部記憶違いがあるかもしれないが)
レインボー/虹をかける覇者 スティービー・ワンダー/キー・オブ・ライフ ピーター・フランプトン/カムズ・アライブ トッド・ラングレンズ・ユートピア/アナザー・ライブ ボストン/幻想飛行 バック・ストリート・クローラー/2ndストリート エアロスミス/ロックス
って、あとは思い出せない・・・・。 クイーンとか選んだのかな?最初の日本公演(武道館)は アリーナで観てるしなー。
よく覚えているのは、「ジェフ・ベック/ワイアード」「レッド・ツェッペリン /プレゼンス」の2枚を酷評していた事。 その後、何かのきっかけでお気に入りの2枚になるのだが。
ピーター・フランプトンの「カムズ・アライブ」は、本当に良く聴きこんだ。 このライブをきっかけにして、ソロアルバムからハンブル・パイへと 遡っていくわけだ。
黒のギブソンレスポールがカッコよくてね。 あのギターは基本的にはどんな音でも出せるんだが、 (フランプトンからロバート・フリップまで) ナチュラルトーンにエフェクターをかけると実に澄んだいい音色になる。 今の僕はフェンダーのテレキャスターが好きで 自分でも購入したくらいだが、以前はダントツでレスポール派だった。 もちろん本物は買えなくて、そっくりなグレコのモデルを買った。 弾きやすくてね。毎日練習したもんだ。
今朝、急に思い出した。 以前、「カムズ・アライブ」のデラックスエディションを購入していたのだ。 しかし、見つからない。 金に困ってディスクユニオンに売っちゃったのかな? あれを売ってしまうほど困ってたのか?おい。 仕方がないので、買いに行った。
リマスター、リミックス盤でしかも4曲追加のまさにデラックス版。 アナログ時代に親しんだ音とは別物のように リアルで肉厚で迫力のあるものになっている。驚きだ。 これは超ド級の演奏じゃないすか? コンサート会場の臨場感もド迫力。 冒頭“サムシング・ハプニング”のドラムスのフィルインの音から してまったく違う。泣きそう。嬉しすぎて。 デラックス版で初登場の未発表パフォーマンスは以下の4曲。
1 just the time of year(4:15) 2 nowheres too far for my baby(4:40) 3 white suger(4:30) 4 days dawning(3:30)
聴き終えて思ったのは、 やはりこれはライブアルバムの金字塔であるということ。 売上げ枚数ばかりが話題になったアルバムだが、 質の高いオリジナル曲、魅力あるカヴァー曲、確実なリズムセクション に支えられた密度の濃い演奏、フランプトンのギタープレイ&ヴォーカル と音楽的な部分においても申し分がない。 オリジナルリリースから30年経った今、その輝きはさらに増している。
↓ 30年後
・'゜☆。.:*:・'゜★゜
昨日の日記の補足。
ナッシュビルの凄腕スタジオミュージシャンが結成したグループ ザ・プレイヤーズ(エディ・ベイヤーズ、ポール・フランクリン、 ジョン・ホッブス、ブレント・メイスン、マイケル・ローズ)の スタジオライブDVD『ライブ・イン・ナッシュビル』は必見! プレイヤーズのグルーヴしまくる演奏は凄いの一言だが、 ゲストで2曲演奏するピーター・フランプトンが感動的だ。 現在55歳。風貌は明らかに変化しているが 声とギターテクニックは以前と全く変わっていない。 「カムズ・アライブ」のあの曲“ラインズ・オン・マイ・フェイス”を 歌っている!もう、何と言うか、鳥肌もんです。 ギターソロが、、本当にいいなぁ・・・・・・。。 国内盤で2980円。安い。カントリーロックの現在を知りたい人、 ピーター・フランプトンの現在を知りたい人、即買いだね。
響 一朗
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