A Thousand Blessings
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2004年08月17日(火) 谷本歩実、南正人、あがた森魚。次回は岩井宏。

柔道の金メダリストの谷亮子や谷本歩実、あるいはバレーボールの
大山加奈の勝負に挑む時の「男らしい」目と引き締まった口元が好きだ。
ほとんど惚れていると言ってもよい。
彼女達に共通しているのは勝負を終えたときの極めて女性的な表情だ。
3人とも笑顔が実にかわいらしい。
いまどきの女性にほとんど失望している僕は、
自然と彼女らアスリートへと嗜好が変わりつつある。
キーワードは禁欲的ということなのだろう。
中でも、表彰台上の谷本歩実の美しさは際立っていたように思う。



日本のスワンプロックの金字塔である南正人の「ファーストアルバム」
(ベルウッド)がCD化された。
実際には2ndアルバムにあたるのだが、何故かタイトルはファーストアルバムとなっている。(ちなみに本当の1stアルバムのタイトルは「回帰線」)
リリースは1973年。バックの演奏はキャラメルママである。
おそらくキャラメルママ史上最高の演奏であろう。
特に林立夫のドラムスは驚くべき演奏で、いつもの彼のプレイとは明らかに
違っている。アーシーな感覚を全面に出すために、絶妙なタイム感覚で
リズムを微妙にずらしている。
そこに全く同じ考えの細野晴臣のベースがからみつく。
このリズムセクションの魅力は一言では語り尽くせない。
吉野金次のミキシングがまた素晴らしく、録音された音の
生々しさは尋常ではない。
もちろん主人公、南正人の実力はあえて語る必要もないであろう。
このアルバムは山奥にある南の自宅(わらぶき屋根の農家)で録音されたが、その後マリファナの不始末で全焼した。同時に南も逮捕された。




あがた森魚の新作「ギネオベルデ」を買ってきた。
友人の影響であがたの世界にハマってしまった僕だが、
今回のアルバムはカリブ海の島国、ドミニカ共和国で録音された。
あがたの片腕となってサウンドプロデュースをしたのは、
元リトルクリーチャーズの才人、青柳拓次だ。
あがた〜青柳〜ドミニカ。
これだけでもう買わずにはいられない。
ラテンをやっているんです、というような単純なものではなく、
音作りの隅々にあがたと青柳のマニアックなこだわりが感じられて
面白い。
それにしても青柳の弾く生ギターとエレキギターは本当に良い!
あがた森魚のソングライターとしての才能はずっと上昇線を描いている。
今の彼なら何でも作れそうな気がする。
裏ジャケが素敵!買ってよかった!



次回は1973年発表の岩井宏の名盤「30才」(祝・初CD化!)
と麻田浩の傑作「グリーティング・フロム・ナッシュビル」(祝・初CD化!)
について書こうと思う。書かないかもしれないが(笑)


響 一朗

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