A Thousand Blessings
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2004年07月11日(日) 蝉しぐれ

夏だというのに、精神はすでに極北へと向かっている。
それでも仕事場へ行かねば。
好きな仕事が嫌いになる瞬間。最近何度も感じている。ウ〜ム・・・。

おひさッ♪ 死んでました。

でもって、今度は難聴だ。
僕の右の耳は若い頃の無理が祟って(何の無理?)少しばかり
聴こえにくいのだが、最近、左側も聴こえにくくなってきた。
ホェ〜〜〜!ってことは、ちみ、おいら、いつかは何にも聴こえなく
なっちゃうの?

・・・では、ないらしい。医者が言うには。
何にも聴こえなくなる事はないらしいが、ある周波数(って言ったかな?)の音が極端に聴こえにくくなる可能性はあるみたい。
実際、すでに高音は聴こえにくくなっている。
ヘッドフォーンで聴くとよくわかるが、高音が濁って聴こえる。
特に弦の音。それからある種の金管。
ホェ〜〜〜!ってことは、ちみ、クラウス・オガーマンのストリングス・アレンジを聴く意味がなくなるってことかい?それは、、、痛い。
ディスク・ユニオンにリストラされずに生き残ったクラッシクCDの
未来も暗い。

ついでに全然関係ない事を言えば、部屋の床が傾いてきて
坂になった畳の下方に頭を向けて寝ると、血が上る。
原因は分からず。
空の電池が転がっていく。コロコロ・・・と。
あの電池、、、俺かも。



昨日の選挙に関してはあまり考えたくないな。
投票にも今回は行かなかったし。
社民党が完全に世間から見放された瞬間を目撃し、
中村敦夫さんの最期を目撃し、辻元清美の最期を目撃し、
小泉が憎いだけで実は自民党大好きな厚顔無恥主婦・田中真紀子の
二枚舌ぶりを目撃し、
思ったとおりパンダの行列のように
民主党に流れていく人々の群れを目撃し、
粗悪品・鈴木宗男&松山千春のド低脳ぶりを目撃し、
キナショウキチよお前チョットノーテンキとチャウ?と思い、、、
みんな騙されたままなんだよな、と呟く自分が嫌いになったりして。
まあ、投票にも行かない僕に語る資格はないか。
全てに失望、ってことかな。どうでもいいや、こんな国。
それにしても公明党の選挙活動に駆りだされ
東京ドームに終結した創価学会青年部の方々の無垢な瞳の輝きは
僕とはまったく無縁の世界だと思ったね。
そういえば菅直人は立正佼成会に尻尾を振っていたな。
創価学会と立正佼成会。どうでもいいわ、そんなもん。


・’゜☆。.:*:・’゜★゜



松田聖子の“逢いたい”のサビの部分、あいたい〜♪、の歌い方と声が
素晴らしい。しかし、そのすぐあと、裏声に変わる部分でその感動は
脆くも崩れ去るのだった。だよなー。
なんであそこで裏返すんだろう?
スタッフはおそらく美空ひばりを範としたのだろうが(知らんが)
聖子の裏声は妙に粘着質だ。
そっくりなのが森山良子の裏声ね。すなわちナオタロともそっくりってこと。
ああいうふうに喉を閉めて裏返してはいけないんだよー。
首を締められ、今まさに絶命する瞬間、といった感じ。
それから、聖子はそこにビブラートをかける。
あれは下品だ。いけない。聖子、騙されてるぞー。
なにしろ職場でやたらと流れるので気になって仕方がない。
原田真二の楽曲はたいしたことないが、
それでも、あの“メロディー・フェアー”的な、あいたい〜♪の歌い方は
素敵だ。それを大切に扱わないのはスタッフの責任である。
音程がふらついても素敵だった若き日の「聖子ちゃん」の魅力について
きちんと考えなくちゃイカンだろーが。おい。



気がつけば、家に帰ってきても音楽に熱中していなかったりして。
時間があれば藤沢周平を読んでいる。
とにかく面白い。深い。せつない。
電車の中で思わず落涙してしまったり、と。
「蝉しぐれ」の半分まで読み終え、物語の先も知りたいが、
何となく全部読み終えてしまうのが惜しい気がする。
次に読む「橋ものがたり」とその次に読む「本所しぐれ町物語」を
今日買ってきた。


ということで、今日の読書のためのBGMは、
、静寂。




響 一朗

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