A Thousand Blessings
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2004年07月08日(木) 今、一番聴かれなければいけない古内東子のアルバム「フツウのこと」。

江口信夫(ドラムス)と松原秀樹(ベース)のコンビが今一番カッコいいのでは?
江口信夫に関しては先日も日記に書いた。
松原秀樹はスガ・シカオやSMAPのツアーベーシストである。
上手いはずだわ。

大好きな古内東子のアルバム「フツウのこと」はおそらく彼女の最高傑作だろう。名作「HUG」は永遠の愛聴盤だが、あれから年月も過ぎている。
彼女が偉大なるマンネリズムに磨きをかけてきたその成果が一番はっきり
感じられるのは「フツウのこと」である。

曲の良さは、あいかわらずだし、非力であるがゆえに魅力的な歌唱法も
健在、しかし何と言ってもこのアルバムをここまで格調高くかつグルーヴィーなものにした最大の功労者は前作「10STORIES」から参加しているリズムセクションの二人だと断言したい。

以前の日記では江口のドラミング・スタイルをジェイムズ・ギャドソンに喩えたがあれは勘違い。エド・グリーンだった。
で、松原秀樹はジェームズ・ジェマーソン的でもあるしチャック・レイニー的でもある。エド・グリーンにジェームズ・ジェマーソンと言えばモータウンサウンドの立役者。
エド・グリーンにチャック・レイニーといえば、瞬時に思い出すのは
スティーリー・ダンの「AJA」。

いやいや待てよ!実は松原秀樹の演奏スタイルには、ベーシストとしてモータウンのスタジオでプレイしていたクルセイダースのテナー・サックス奏者・ウィルトン・フェルダー(元々はアルトサックス奏者。その後テナーに転向。何とベーシストとしても非常に有名。そのベースプレイは一級品。)からの影響が色濃い気がしてきたぞ!
そうか読めた!エド・グリーンとウィルトン・フェルダーはコンビを組んで
数々のレコーディングセッションに参加している。

急展開の思い込み結論。
江口&松原はエド&ウィルトンだった!そりゃ凄いはずだわ。

ちなみにアルバム「フツウのこと」には一曲も捨て曲なし。
全10曲、完璧。何十回聴いても飽きる事はありえない。
特に際立って完成度が高いのは、
1曲目の“フツウのこと”と5曲目の“WEAK POINT”、それに
10曲目の“淡雪”。
このアルバムはもっともっと聴かれなければいけない。



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昼間、体調が悪くて寝ていたので夜中になっても
一向に眠たくならない。しかし、痛みは続いている。
明日中に、というかすでに今日なのだが、ある程度痛みが引いてくれないと
正直困る。僕しか分からない仕事でもあるので休みが長引くと
お客さんや会社に迷惑をかけることになる。
病み上がりにクレーム処理というのも何だかなぁ。
神様に祈って、何とかあと一日でとりあえずは抑えていただきましょう。

今の会社に入って本当に体が弱くなった。
原因は社内のホコリにあると密かに思っているのだが。
とにかくホコリがひどい。喉をすぐにやられる。結果として風邪をひく。
あのホコリがただのホコリではなく、有害化学物質だったとしたら・・・・。
あるいは、有害なカビとか・・。
このままでは僕の体も精神も弱っていくだけ、それは分かっているのだが、
世間は厳しい。
宝くじ一発ドッカァ〜ン!で会社をいばって辞めて、
自分の店を持つ!なんていう妄想に摂りつかれている不良中年だす。



アニメ映画「おもひでぽろぽろ」のサントラ盤に収録されている
“ひょっこりひょうたん島のエンディングテーマ”(もちろんオリジナル音源)
を聴いていて、一気にあの頃へ。
懐かしいなぁ・・・・。おもひでは本当にぽろぽろ、だわ。


響 一朗

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