A Thousand Blessings
2004年1月〜最新ひとつ前に戻るひとつ先に進む


2004年06月29日(火) 僕らはまだ明日を知らない。野沢尚と岡崎律子。

自殺した脚本家・野沢尚の母親にマイクを執拗に向ける
芸能レポーターの醜悪さにヘドが出そうだった。
まず、お前ら芸能レポーターが死ぬべきだ。
僕が野沢の母親の立場だったら、間違いなくぶん殴るね。
世間様に顔向けできないほどの「恥かしい仕事」で食っているあのうじ虫ども
に生きている価値はない。早死にすべし。

野沢尚の自殺には驚いた。
ついこの前、テレビドラマ「砦なきもの」を観たばかりだ。
44歳。いろいろあるんだろうが、脚本家としてはこれからの20年が
最も充実した時期になるはずだった。
若かった大竹しのぶが主演したテレビドラマ「手枕さげて」(1987年)
が懐かしい。

44だもんなぁ・・・。何にも言えなくなる。
漠然とした不安感か・・・。
墨田よ、お前はどうなの?さあ、どうだか・・・。わからん。


先月、肺血症性ショックで亡くなったシンガーソングライターの岡崎律子も
享年44歳だった。
遺作となった昨年2月発売のアルバム「LIFE IS LOVELY」を再購入。
何故、一度手放したのか今となっては理由がわからない。
今夜、しみじみと聴き入ってしまい、不覚にも落涙してしまった。
「人生は愛おしい」。何という切ないタイトル。

『僕らは まだ 明日を知らない
 それは素敵な また はじまり』  “SWEET DREAMS”より

今の僕には、というより今日からの僕にとってかけがえのないアルバム
になった。音の向こう側にふとブライアン・ウィルソンの幻影がちらついて
いたりして、ハっとしてしまう。


僕らは本当にまだ明日を知らない。
それがいつ突然やってくるの知らない。
知らない方がもちろんいいのだが。。。


響 一朗

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