A Thousand Blessings
2004年1月〜最新ひとつ前に戻るひとつ先に進む


2004年06月21日(月) テレビのニュース映像が伝えるもの。

テレビのニュース映像が伝えるもの。

暴風雨の中、防波堤で無邪気に遊んでいる若者3人組を高波が襲う。
2人は救助されたが、ひとりは行方不明。
映像に映し出された若者は明らかにはしゃいでいた。
彼らには数秒後に起きる事態が全く予測できていない。
あまりにも子供、あまりにも幼稚。あまりにも愚か。
25〜6歳だという。(ひとりは30代!)
事件現場のテレビカメラの前で携帯片手に
バカ騒ぎする連中と同じ人種だろう。
親はかなわないねぇ。バカ息子を持つと。


イラクの武装派に捕らえられた韓国人民間人。
24時間以内に首を切られるという。
前例からみて、おそらく彼の首は切り落とされるのだろう。
食事時に見て、気分が悪くなった。
武装派のやり方も理解しがたいが(これではただの殺人集団にすぎないではないか。イラク人以外の多くの反米主義者すら敵にまわす可能性がある。)、
ここまでひどい状況に彼らを追い込んでしまったブッシュやブレアーらの
犯罪行為が永遠に裁かれない現実にも愕然とする。
自衛隊が多国籍軍に参加する。
日本は戻れない道を突き進みつつある。確実に。
次の断首のターゲットは日本人民間人ではないだろうか?
拉致された韓国人の両親の姿をみて、食事の味がわからなくなった。
破壊されていく秩序。これが世界の現実。


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僕の日記をずっと読んでくれている人からメールが届き、密かに喜ぶ。
急に今まで見えなかった人々が、身近に感じられてくるから
不思議だ。
四方八方に(ある種、破れかぶれで)放射していた電波を受け止めてくれたその事実が嬉しい。
日記とは言っても他人に読んでもらうために書いている。
きちんと読まれている事がわかっただけでも、
励みになるし、また日記を書く楽しさも増してくる。
精進せねば。どうもありがとう!




深夜に友人と電話で語りあう。
関口宏が嫌いだと、友人は言う。
古館伊知郎が嫌いだと、僕は言う。お互いに納得する。

森山直太朗の話題になり、「ニセモノほど本物らしく見えるんですよ」と
いう点で激しく意見が一致する。
ナオタロなんかどうでもいい存在だが、彼に心酔している連中の
耳元で「騙されるなよ」と囁きたい衝動に駆られる。
今日の朝日新聞の夕刊にナオタロのインタビュー記事が載っていた。
毎度毎度の発言であった。

詐欺師は、「私は詐欺師です」という態度は決してとらない。
ただし、ちょっとした行動の綻びから詐欺師と見破られることがある。
それは、詐欺師が慢心した時なのだ。
詐欺師が自分のテクニックに「酔った」時なのだ。
それを見抜けない人は、自分が詐欺に合っているとは気付かない。
もしかしたら一生気付かないかもしれない。
それはそれで幸せな事なのかもね。なんか、インチキ宗教っぽいね。


今夜の音楽は、
「PAUL MOTIAN/:rarum XVI」と「UA/ILLUMINATE(2枚組ベスト)」。

共に極めて音楽的であり、正真正銘の本物だ。
ドラムを叩いていたから分かるが、
モチアン(最近ではモーシャンと呼ばれているが、僕らの世代は
やはりモチアンの方が馴染みがある)のような叩き方は、
テクニックだけでは到底無理。誰と共演し、何を学んできたか、
その蓄えの多さが通常のドラマーのレベルを遥かに超えていると思う。
しかも、常に第一線。
天才である必要なんかない。柔軟な思考とスポンジのような吸収力を
持った豊かな感性、それと強靭な生命力があればあなたも
モチアンになれる、、、かもよ。














響 一朗

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