A Thousand Blessings
2004年1月〜最新ひとつ前に戻るひとつ先に進む


2004年06月07日(月) 吐気を催す「愛し君へ」。・・・・・・・ジャンプ。

さだまさし原作のフジテレビドラマ「愛し君へ」のタイトルの語感が、
狙いがわかるだけに非常に気持ち悪い。
それは吐気を催すほどの気持ち悪さだ。
しかし、仮に「愛しい君へ」であったとしてもほとんど痴呆的なタイトルだと
思う。さだがタイトル決定に関係しているのか?
しかし原作のさだの小説「解夏(げげ)」だって、、ゲゲッだもんな。
無意味に意味ありげな言葉を操るさだならではの傑作だ。
内容がない男は内容がない仕事をする、という典型と捉えてよし。
でもって、ドラマの主題歌はさだ以上に内容がない男の
森山直太朗が歌うゲロナンバー“生きとし生ける物へ”。
フジテレビの月9ドラマ、さだまさし原作、ナオタロの主題歌。
完璧なトライアングルだな。バカになるからヤクザに脅されても、見ない。

それにしても、街中にナオタロの歌、溢れすぎ。
うるさい。
アルバムは売れつづけているのだろう。
何かの番組でジャーナリストの鳥越がナオタロを誉めていて
がっかりした。
ナオタロを評価するかどうかで僕はその人を評価するぞ。
しかし、善人ほど騙されやすいっていうからな、単純に
評価するのも危険かも。

僕は人間じゃない、って本当に思っているのは、窪塚君の方だろう。
助走をつけてジャンプ。家族も仕事も未来も捨てて、二度と戻れない
ところへジャンプ!のはずだったのだが、何という強運。
これを機会にさらに彼は深いところへ入って行くのか。
腫物に触られるような日々が始まるのだろう。
それはそれでしんどいなー。

「ピースな愛のヴァイブスでポジティブに生きる。
とにかく戦争反対。」
彼の発言に見られる幼児性には、ちょっと、ね。という感じだが
キャラクターとしては決して嫌いではない。
もっと、いろいろ深いところを勉強していけば、いい役者になり
いい発言者になれるだろう。

それにしても目の前で落下を目撃しちゃった少女は
トラウマになるだろうなー。こういうのは罪深いぞ。窪塚。
死ぬなら、独り部屋で死ね。




“タガタメ”をもっと重要な形でテレビメディアに登場させるべき。
カップ麺ごとき(これは蔑視ではない)の売上げアップに協力すべきではない。

子供は被害者になり、加害者になった。
終末へと向かわせるシグナルは確実に発信されていたのだ。
大人だけが気がつかなかった。

しかし、こうも思う。
心の深すぎる闇を照らす音楽なんて、、ない。
僕らも仕事のストレスがたまっただけで、音楽を「感じられなく」なる。
たった、それだけのことで音楽が無力になるのだ。
やはり音楽は心のBGM(間接照明)であるのが正解なのだろう。
音楽が命を救うとか、心の間違った決定を覆すことはないのかもしれない。
でも、、ないか?よくわからん。



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あがた森魚の“雪谷日記”が日増しによくなっていく。
バックトラックを作っているライオンメリーの才能にも注目だ。
一瞬の静寂を演出する音作りには、学ぶべき点が多い。



響 一朗

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