A Thousand Blessings
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2004年04月29日(木) |
堂本剛作詞・作曲・歌唱の新ドラマ「ホームドラマ」主題歌CDシングルは6月9日発売!! |
文章でも語りでも芸術でも芸能でも、それこそ井戸端会議のオバハンの喋りでも 他者を喜ばせようとするサービス精神があるものを僕は支持する。 自分を高める事だけに夢中になり他者の存在が目に入らない 自己陶酔型の人間をその正反対と考える。
かつて朝日新聞のある記者は「郷里で雑貨屋を営む自分の両親が理解できる 言葉で文章を書くのが私の基本的考えだ」と語っていた。 この言葉は僕の考えとも一致する。 小難しい表現で読み手を煙にまくような姑息な文章に時々お目にかかる。 内容が希薄だからそういう手段に逃げざるを得ないのかもしれないが、 少なくとも一回読んで理解できないような文章を書く人間を僕は信用しない。 仮に知性溢れる頭脳であったとしても、 一方では単なる「鈍感」な感性の持主であるとしか思えないからだ。
座禅を組んで、「おのれひとりだけが」空中に浮き上がろうと 必死になってはねているような文章だ。
今日も書く。 ジャズに興味があるのなら、今聴くべきは、 Tim Berne の 「Sciencefrictionlive」だ。
CD−1
1 Van Gundy’s Retreat (10:43) 2 The Shell Game (23:59) 3 Mrs Subliminal/Clownfinger (30:18)
CD−2
1 Smallfry (6:17) 2 Jalapeno Diplomacy/Traction (20:15) 3 Stuckon u (19:14)
全曲通して聴くと2時間弱になるが、まさにシフクの時間。 細かい評論家じみた事はしないが、総ての音が生き物のようだ。 サックスは言うに及ばず、特にドラムスのスティックさばきと 皮の張り具合の絶妙さ(素晴らしいソロが聴ける)、 キーボードのオールマイティさ(フェンダー・ローズの美しさは 何に喩えればよいのか?)、 そして何と言ってもギターがハッチャケすぎ!! おっと!オジサンはマジで驚いて座りションベンをしちまったぜ。 ヘッドフォーンで聴いていると、「何故、俺は演奏家じゃないんだよ〜!!」 と叫びたくなる衝動に駆られる。 音の洪水の中で、目を閉じて僕も一緒にインプロヴァイズする。 これはヴェルヴェット・アンダーグラウンドを聴いているときと全く同じ。 Craig Tabornの新譜を聴いていないので確定ではないが、 現時点では、今年これ以上のジャズは望めないと思う。 テナーサックスになびきかけていた僕だが、いきなりアルトサックスに 引き戻されちまった。
だからさぁ、、、こういう生きてる音楽を聴こうよ。知性派のみなさん。
堂本剛主演のドラマ「ホームドラマ」のなかなかいい脚本を書いているのは 岡田恵和(おかだよしかず)という中年の脚本家。 キャリアを調べたら、脚本家になって10年。 代表作は「若者のすべて」「ちゅらさん」。 国仲“超絶カワイイ”京子ちゃんにも会っていたのか・・・・くそッ・・・。 別冊カドカワのミスチル特集号で岡田はメンバーに簡単なインタビューをしている。 ちなみに堂本剛の主題歌「ORIGINAL COLOR」の発売日は6月9日。 一ヶ月以上先か。待ち遠しい。ほんとマジいい曲だから!
今日のBGMは、「和田アキ子ベストヒット」(ただし前半の7曲までしか聴かない) 「石野卓球/TITLE#2+#3」 「エリック・サージュ他/ミヨー室内楽作品集」
追記
僕が尊敬する大作曲家の三木たかしの妹があの黛ジュンであることは 有名だが、これもまた僕が尊敬するベーシストの江藤勲は彼らの兄弟であると ずっと思っていた。勘違いだ。 正確に言うと江藤は黛ジュンの最初の夫だった。つまり三木たかしの義理の弟。 で、江藤勲がらみで面白いことを発見した。知らなかったことだ。 1972年に日本で制作されたアルバム「菊地雅章+ギル・エヴァンス・オーケストラ」 のエレキベースは江藤勲だった。もう強烈に聴きたい!! 誰か持っていないかな?
常々残念に思うのは、60年代後半から70年代半ばまでの歌謡曲の バックを受け持っているスタジオミュージシャンのクレジットがほとんどと言って いいほどない事。 おそらくドラムスでは石川晶や村上秀一、田中清司あたりが大活躍 したのだろうが、詳しいデータを参考にしながらもういちど 振り返りたい。
時々、演歌でものすごい情緒溢れるドラムスに出会うことがあるが あれも村上秀一あたりがやっているのかも。う〜〜む・・興味は尽きない。 和田アキ子の「あの鐘を〜」のベースは分かったが(勝手に決めつけた)、 尾崎紀世彦の「また逢う日まで」や小川みきの「燃える渚」、 中尾ミエの「片想い」のリズムセクションは誰なんだろう?
ついでに、吉田拓郎のアルバム「人間なんて」に収められている “あの川の流れの如く”のぶっ飛んだベースは誰だったっけ? アナログ時代とはジャケも代わり、参加ミュージシャンのクレジットも 消えてしまった。誰かメールで教えて! そういえばアナログ時代の「人間なんて」は見開きジャケで、 たしか中ジャケには、その後拓郎の最初の妻となる四角佳子 (よすみけいこ〜通称・おけい)が台所で何かを作っている 後姿が写っていたな。妙に色っぽくて・・。 四角佳子は「小室等と六文銭」のボーカリスト。 拓郎と結婚後は引退し、離婚後の消息は知らなかったが、 昨年突然モー娘。のなっちとのデュエット曲“母と娘のデュエットソング”で 母親役でカムバック。(驚いた!)でもってその後の消息は知らない。 テレビで最近のおけいを見た時は、時の流れの無常さを感じた。
響 一朗
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