A Thousand Blessings
2004年1月〜最新ひとつ前に戻るひとつ先に進む


2004年03月30日(火) 小室哲哉の視界に阿久悠は入っていないな。最低の歌詞。

Lonely くじけそうな姿 窓に映して
あてもなく歩いた 人知れずため息つく
I'm proud 壊れそうで崩れそな情熱を
つなぎとめる何かいつも捜し続けてた
どうして あんなに夢が素直に見れなくなってた?
街中で居る場所なんてどこにもない
体中から愛がこぼれていた

人混みをすりぬける大人が誘いの手を引く
経験が増えていく 避けて通れなくなってた
さまよったって愛すること誇れる誰かに
会えなさそうで会えそな気がしてたから生きてた…
I'm proud 届きそうでつかめない いちごの様に
甘く切ない事夜中思い浮かべてた
ひとつふたつ消えてく家の明かり数えていた
街中で寝る場所なんてどこにもない
体中から涙こぼれていた
最善を尽くしても理解りあえない人もいた
めちゃくちゃを言ったって 瞳の奥の優しさを
持っている人 持っている私をあげたい
忘れないでね 寂しくたって私は負けない

Lonely 壊れそうで崩れそな情熱をつなぎとめる何か
いつも捜し続けてた
I'm proud いつからか自分を誇れる様に
なってきたのはきっと あなたに会えた夜から

声にならなくても想いが時には伝わらなくても
笑顔も泣き顔も全てみんな
かならずあなたに知ってもらうの… I'm proud. Uh…


華原朋美がかつてのヒット曲“アイム・プラウド”をテレビで歌っていた。
あまりにもひどい歌詞なので、ネットで検索してこうして載せてみた。
思えば、今の若い人の曲にはこういう素人以下の歌詞が実に多い。
もちろん小室は若くは無いが、こういうタイプの詞を書いた最初の
有名人だと思う。ゆえに影響力は大きい。
単なる言葉の羅列。主語も述語も関係ない。
ストーリー性もなく、しかも日本語の基本的なミスもいくつか見られる。
言葉と言葉のつながりの意味は驚くほどない。
つまりは頭に浮かんだ言葉をそのまま書き連ねただけで、
推敲(すいこう)のあとが一切見られない。
同じく作詞・作曲をするつんく♂の詞はこれよりはずっとまともだ。
少なくともメロディーと詞のバランスが取れている。

小室の場合は、作曲面でもただ「ウネウネ」と意味のない転調を重ねるだけで
一向に目的地に到着しない。
そのうち、散り散りになり、ダラダラと終わる。
作曲家としても、どう逆立ちしても一流とは言えないだろう。

このような極めてレベルの低い歌詞に自身でOKを出す小室の
志の低さは、そのままプロ意識の欠如につながる。
いくら稼いでもかまわないが、問題は何で稼いだか、だ。
思うのだが、こういう歌詞をカラオケボックスのモニターで見ながら
歌っていると、間違いなく思考力が低下していくのでは
ないだろうか?
アムロのヒット曲でも感じたが、小室哲哉って、ちゃんと国語を学んできたのだろうか?
きちんとした文章の手紙とか書けるのかな?
余計なお世話だろうが、気になって仕方がない。
それにしてもテレビに映った朋ちゃんはほとんど、幼児だった。おやおや。


響 一朗

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