A Thousand Blessings
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2004年03月24日(水) UAの童謡集「うたううあ」にひたすら感動する!

童謡“ひらいたひらいた”をアカペラで歌う、UA。
参った。力強いんだな。この力強さの正体はなに?
独特な声質でありながら、普遍性を感じさせる。
聴いていて、この歌い方がベストだ!と思わせてしまう圧倒的な歌ごころ。
そうか、歌ごころがチカラになっているんだな!

アルバム「ううあ/うたううあ〜NHKドレミノテレビ」の存在を全く知らなかった。
友人がUAの新作「SUN」を絶賛しているのを知り、
かつてUAの熱心な聴き手であった僕の「ううあな部分」(どんな部分だ?)
が刺激された。
雑誌で童謡集が出ていることを知り(いや、友人から聞いたのかな?)、
即座にUAには童謡が似合うと直感した。
でもって、購入。直感大当たり〜!

さきの“ひらいたひらいた”は別格的な出来として、
他にも名演・名唱が多い。
スピーカーで大きく鳴らしたいのが、まず“アイアイ”。
例の『おさ〜るさぁ〜んだよ〜♪』っていうやつね。
次いで、“もりのくまさん” “マーチングマーチ” “森のこびと”の3曲。
そして圧倒的に異彩を放っているのが、完全にジャズと化した
“手のひらを太陽に”。元・スカパラのASA−CHANGは小島麻由美のアルバムでも
奇妙なリズム感のジャズドラムを叩いていたが、
ここでもそれは健在。
リトル・クリーチャーズの鈴木正人のベースとのコンビネーションも面白い。
このアルバムは2枚組で2枚目は1枚目のカラオケなのだが、
“手のひらを太陽に”だけはどうやっても歌えない(笑)
というか、カラオケは素敵なジャズとして聴くべき。
参加メンバーの中で孤軍奮闘しているのがバッファロー・ドーターの大野由美子。
さすがのお仕事だ。
とにかく聴きどころ多すぎの最高に楽しいアルバム。

子供にリズム感をつけさせようと思ったら、
お母さん、今すぐCDショップに行かなきゃ!
由紀さおりとお姉ちゃんのデュエットアルバムを聴いてる場合じゃないすよ。

さて、UAの新作「SUN」だが、童謡集でこれだけ楽しめちゃっているのだから、
もうもったいなくて、今日は聴けません(笑)
次の休みの日にゆっくり聴き込むとしよう。


そうそう、我が青春の思い出の名作「六文銭/キングサーモンのいる島」が
再発した。メモリアルアルバムと合わせて3枚組で。
これは個人的に快挙。給料が出たら購入する。
何しろ好きで好きで聴きこんだアルバムだからね。
当時、僕は高校2年生。友人達とフォークグループをやっていた。
僕のパートはリードギター。どんなに逆立ちしても六文銭の
小室等のような流麗なアコースティックギターは弾けなかった。
ゆえにリードギター。ちなみにギターは当時人気のモーリス・ギター。
音楽に関する見識もなく、耳の視野は狭く、指が速く動くことを自慢していた。
おお!その浅はかさが愛しい。
今の僕の耳に六文銭はどのように響くのだろう。
青春プレイバックになるのかしら。


響 一朗

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