A Thousand Blessings
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2004年01月14日(水) |
更年期障害とミスチルの「it's a wonderful world」 |
男にも更年期があるそうだ。 今の僕はまさにその更年期というやつに入ってしまったようだ。 具体的に障害が出始めている。 まず、言葉がすんなり出てこない。日記などの文章を書く時、非常に困っている。 いや、文章に限らない。仕事上でのお客さんとの会話においても 言葉を忘れ、一瞬の空白の時間にどぎまぎすることがある。これは、さすがに まずいと思った。昔から話すのは得意だっただけに、ちょっとへこんでいる。 いわゆる一時的、、、、とここまで書いて次の言葉が出てこない。やばいぞ、俺。 で、思い出した!いわゆる一時的健忘症(最初は健忘症ではなく欠乏症と書いて しまった・・・)の一種だろうが、あまりにも頻繁なので ちょっと脳みその異常まで心配したりしてる。
それから、考えがまとまらない、という症状も出始めている。 これはかなり深刻。 頭の中では、全ての事柄がまるで磁石のN極とN極が反発しあうように 飛び散ってまとまらない。 この考えとあの考えを繋げるという最も簡単な作業がすんなりと行かない。 ここまで書くのに何分かかってるんだ?俺・・・。 今日、病院で精神安定剤(主に不安症に効く)をもらってきた。 まさにその名の通り精神を安定させる薬なのだが、患っているメニエール病の薬と 一緒に飲むと、眠くなってしまう。でもって、さらに思考力は低下するという 悪循環を招いている。何処へ行くんだ?俺・・・・。 明らかにここ5年間で最も体調を崩している。 重大な病気ではないため、会社にも行かねばならないし、 行けば仕事をこなさねばならないし。 高熱で3日間寝込んで、あとは元気!という人が羨ましくてしかたがない。 いつまで続くんだろう・・・更年期障害。って、本当にそうなのかしらん?
部屋で丸まって、ミスチルの「it’s a wonderful world」 を聴いている毎日。 本当に毎日毎日聴いている。すでに回数は「深海」のそれをとっくに超えている。 実は仕事場でもかけている。一日平均2〜3回は。
『ノートには 消し忘れはしない昨日が ページを汚してても まだ描き続けたい未来がある』
“蘇生”
『ある日君が眠りに就くとき 僕の言葉を思い出せばいい そして自分を責めて 途方に暮れて 切ない夢を見ればいい』
“渇いたKISS”
『きっと 仮面ライダーのそれのように 僕の背中にもファスナーがついていて 何処か心の奥の暗い場所で 目を腫らして大声で泣きじゃくってるのかも』
“ファスナー”
『殺人現場にやじうま達が暇潰しで群がる 中高生達が携帯片手にカメラに向かってピースサインを送る 犯人はともかく まずはお前らが死刑になりゃいいんだ』 “Love はじめました”
『君が好き この響きに 潜んでいる温い惰性の匂いがしても 繰り返し 繰り返し 煮え切らないメロディーに添って 思いを焦がして』
“君が好き”
この5曲が特に好きだ。
DVD「wonderful world on DEC21」での それらの曲のヴァージョンはミスチルにとってベーシストが果たす役割が いかに大きいかを証明している。 スタジオ盤では聴く事ができなかったグルーヴがそこには溢れている。 ライブならではの即興性がそれを生み出したのであろうが、 このベースがあればミスチルは生き残っていけると、僕は確信した。 最も地味な演奏者(しかし演奏に没頭している姿は清々しい)ではあるが 彼は彼にしか出来ないことをやっている。 ドラマーやギタリストと同様にね。 あらためて、このメンバーであと10年はやっていくべきだと思った。 まだまだ多くのものを生み出す才能を持っているよ、ミスチル。
響 一朗
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