あたしと彼のこと
DiaryINDEX前の日次の日


2001年12月18日(火) わすれないこと

いまの時期は、すこし特別なのです。

その特別というのは、クリスマスシーズンとしての特別ではなくて
そういった恋人達の賑やかな特別さとはすこし違って、わたしは
いまの頃になると、むやみに悲しくなります。
今年もその時期が近づいてきたので、実はいま無償にせつない…。

むかし、と言っても、そんなに月日はたっていないけれど、季節は冬
二人にプレゼントが届いた事がありました。二人のもとに届いたそれは
自分達が望んでもいない思いがけないプレゼントだったのですが
結局それは、受け取ったすぐその手の隙間から抜け落ちて
跡形もなく、消えてしまいました。

あまりに突然で、それをどうして失ってしまったのか、どうやって
手の隙間から抜け落ちてしまったのか、わからなくてただ悲しくて
正体のない重たい空気だけはハッキリして、それを自分のなかに
閉じ込めてしまいました。
そのせいか、時折、息をとめたような心持ちになります。

たぶん、その事実を大切に思っていて、ほんとうは忘れたいのだけど
忘れることなど決してなくて、むしろ忘れてはいけないのだと
思っているのかもしれません。思い出すことで、手の隙間から落として
しまった後悔と懺悔ができると信じているのかもしれません。
よくわかりません。

もうすぐ、その時期がやってきます。
「また、必ず手にはいるから」そう言ってくれたのは彼でしたが
あれは慰めで、果たしていまも彼がそう思っているかは、わかりません。
友達だと言う彼のことを、そこまでは信じぬくことが出来ないでいます。
本当は信じたいのに、それが出来ないのはつらいですね。
でも、頑張っているんですよ、これでも(^^)


桑田そら |MAILHomePageBBS

読んでくれてありがとう。

My追加