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2002年09月13日(金)
手のひらサイズの幸せ

ユキオが出張中
まともなメールもくれないで、
机のパソコンにも
「○○に電話してってゆって」だの
「机の名刺入れのどこどこのだれだれの役職名、メールしといて」
だので
もっとさ、3日も会えてないねんから
「おはよう」の一言くらい入れられんか?って思ってた。

あたしは仕事も手につかないのにさ。
「ひどすぎるーー」って思ってたら
さっき知らない間にメールが。

短いけど、
「明石大橋が見えてけっこうきれいで、今度ここに来ようか」って。
涙でそうなほどホッとした。
嫌われてしまったのかと思ってた。

あたしは自分に自信なんていっこも無いし
だから当然魅力的な女性とは程遠い。

そして隣に座っている、アイドルも泣いて逃げ出すような
素敵な女の子と比べられてるコンプレックスが
ひどく、周りにそれをばれたくなくて
明るい楽しい飲み会に必要なやつって
思われてるみたいだけど
本当はそんなんじゃない。

誰からか、「あたしでいい」って言ってくれる人を
ずっと探してた。
ユキオはそういう存在にはなりえないけど
ほのかに自信を持たせてくれる。
ありのままのあたしでいいんだと。

あたしを罵る我が物顔に振舞う男は
あたしを魅力的には出来なかった。
少しの優しさで女なんて
幸せで可愛くなれるんよ。
そこのところ男はもっとわかって欲しい。

なんだか涙が出そうです。