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re-invention



 0で割ることについて考える

0で割ることについて,多くの生徒は油断している。
「0なんだから,何を割っても0に決まっている」と考えるか,
「0で割っても,何も変わらない」と考えている。
まあ,加法・減法・乗法の経験からすればそう思うのも無理はない。
そこで6÷3=2という割り算について確認し,根拠を整理する。
割り算は,全体量を
一当たり量で割っていくつ分を求めるのか,
いくつ分で割って一当たり量を求めるのか
の2種類がある。
さらに確かめ算を引き出して,2×3=6を確認する。
これを元に誤解しやすい,0を割る計算も引き合いに出しておく。
0÷3=0 となることを前出の3つの方法で確認する。
そして,いよいよ本題の0で割ること。
例として,6÷0について考えさせるが,
これは考えても出てこないことだろう。
教科書の記述を見つけて読ませ,それを理解させることに。
4人組やスタンドアップで理解させ,
さらに0÷0を考える。
「存在しない」から,「どんな数でもよい」という極端な違い。
戸惑いの中に,知的好奇心を感じるきらりと光る眼差しの生徒達。
残りの時間で,背理法であることを説明し,
さらに,数の連続性からの類推できないことを説明してタイムアップ。
たかが中1の数学と,侮ってはいけない。

「数学しているという実感が沸いた!」
「初めて数学が面白いと思った」
という感想あり。

2007年09月02日(日) 心を磨く
2006年09月02日(土) 磨いた面技は
2005年09月02日(金) 課題確認テスト
2004年09月02日(木) 二次方程式の応用で


2010年09月02日(木)
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