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■ 0で割ることについて考える
0で割ることについて,多くの生徒は油断している。 「0なんだから,何を割っても0に決まっている」と考えるか, 「0で割っても,何も変わらない」と考えている。 まあ,加法・減法・乗法の経験からすればそう思うのも無理はない。 そこで6÷3=2という割り算について確認し,根拠を整理する。 割り算は,全体量を 一当たり量で割っていくつ分を求めるのか, いくつ分で割って一当たり量を求めるのか の2種類がある。 さらに確かめ算を引き出して,2×3=6を確認する。 これを元に誤解しやすい,0を割る計算も引き合いに出しておく。 0÷3=0 となることを前出の3つの方法で確認する。 そして,いよいよ本題の0で割ること。 例として,6÷0について考えさせるが, これは考えても出てこないことだろう。 教科書の記述を見つけて読ませ,それを理解させることに。 4人組やスタンドアップで理解させ, さらに0÷0を考える。 「存在しない」から,「どんな数でもよい」という極端な違い。 戸惑いの中に,知的好奇心を感じるきらりと光る眼差しの生徒達。 残りの時間で,背理法であることを説明し, さらに,数の連続性からの類推できないことを説明してタイムアップ。 たかが中1の数学と,侮ってはいけない。
「数学しているという実感が沸いた!」 「初めて数学が面白いと思った」 という感想あり。
2007年09月02日(日) 心を磨く 2006年09月02日(土) 磨いた面技は 2005年09月02日(金) 課題確認テスト 2004年09月02日(木) 二次方程式の応用で
2010年09月02日(木)
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