Just for today !
re-invention
■
■
■
■
■
■
贅沢で濃密な1時間
朝の道場清掃も今年最後。
先週は3年男子の副キャプテンが,
今週は男子のキャプテンが参加。
それなのに,残念ながら部室にはまだゴミが落ちている。
こんなこと一つできないようではまだまだ。
この程度の生活習慣を洗練できなくては,
届く世界は知れている。
「勝ちたい」と思う気持ちに嘘はないし,
勝つことの厳しさ難しさも身に染みているが,
それ以上に,理念を抱いて進む部活動でありたい。
「全国大会」は一つの目標に過ぎないと言い切りたい。
そうでなければ,
あれだけの相手に勝つことなどできはしない。
今日も授業。
それを楽しめる生徒達でありがたい。
3点から等距離の点の授業を1クラス。
Voyageをつかっての何とも贅沢で濃密な1時間。
昨日同様,黒板上のスクリーンで,
3点から等距離にある点を確認した上で,
一人一台のVoyageで探す。
探す中で,どんな点か?なぜ?を考える。
残念ながら,どんなに探しても
0.01mm違いで等距離ではない状態。
それでも,
その点を瞬く間に見つける生徒達。
大体の点が見えてきたところで作図へ。
「垂直二等分線上」
「何の垂直二等分線?」
「線」「辺」「三角形の辺!」というやり取りで,
すんなり描けるかと思うがそうもない。
今日は垂直二等分線を引く生徒も何人かいる。
ここはもちろんスタンドアップで。
「全員が描けるように」
というこちらの思いが,
クラス全体の思いになっているクラス。
全員で何とかしようという思いに。
そして「なぜ?垂直2等分線の交点は3点から等距離?」
を考える。
辺の中点をD,E,Fとしてしばらく考えさせ,
何人かの頷く顔を確認したところで,
もう一度スタンドアップで全体に広げていく。
以前は簡単な問題では,
できた生徒が飽きてしまうと思っていた。
だから,かなり手の込んだ課題を考えていた。
結果として,
答えが出ても,理解できない生徒が少なからずいた。
スタンドアップで広げていくと,
簡単な問題であっても,本気の姿が見える。
何とかわからせようという本気の姿。
もちろん,教える側が間違っていることもある。
今回も,垂直二等分線という前提に立たず,
垂直二等分線の作図で行ったコンパスでの等距離を前提に,
証明している強者がいて,
慌てて「もっと簡単でいいよ」と指導する。
でも,それだって実は素晴らしいこと。
このあたりから,校長先生が授業を見に来てくださる。
そして・・ここからが迷ったところ。
時間は残り5分余り。
迷った末,昨日同様,
「三角形の頂点を動かして,
等距離の点Pの位置がどう変わるのかを探ってみよう」と問う。
思い切って,観測する対象を指定せず,
「三角形の頂点を動かしたら
何がどうなるのかを探ってみよう」
とできたら,生徒達は何に気がつくのだろうか。
うまくできたら,さぞ面白いことだろう。
論文発表会で佐伯先生に
「どこをパラメーターとするのかを,生徒が決めたのか?」
と質問されたことが思い出される。
本格的な探求活動に生徒が慣れていないと,
勝手に図形を動かして終わってしまうだろうから
とても難しいことだけれど
そんなことができる生徒達になるといいなあ。
振り返りカードを書いて授業を終了。
授業後,校長先生と少しだけ話をする。
「コンピュータを活用すると連続したものが見えてくる」
「生徒に発見があるのがいいね」
わずか7分程度しか授業を見ていないのに,
本当に社会科なのだろうか。
ITCを使った授業に対する的確なコメント。
掃除の後,学年集会。
クラス代表の言葉の後,
司会が苦手な自分だが,生徒のがんばりを見れうれしい。
最後の学活では,「責任を果たす楽しさ」を語る。
中学生たちにどこまで伝わる話なのか。
でも,それを求めていかないと,つまらない。
午後,生徒の振り返りカードを見ながら再び校長先生と話を。
問題の本質をとらえている生徒もいて,うれしい。
自分の机と教室の片付けをして,
家庭訪問を2か所して帰宅。
ようやく冬休みに。
2006年12月26日(火) 雨の一日
2005年12月26日(月) 義母の葬儀式で
2004年12月26日(日) 富士山を見に
2003年12月26日(金) 出来るようになりたいと強く思う事
2007年12月26日(水)
≪
≫
目次