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■ 分っていると思っているのが
スタートの日。どんな出会いが待っているのか。 子どもも教師もドキドキしながら迎える日。
朝,靴箱の掲示をしようとすると,どなたかがきちんと掲示済み。 ありがたい。カバーし合うムードがある学年になりそう。 早速教室へ行き,旧のメンバーに配付するものをわけ, これからの移動を説明。気もそぞろで聞いていられない生徒も。
いよいよ新学級の発表。 ザワザワしながら新しいメンバーで並ぶ生徒たち。 新任式の一言は,難しい。でも,そこから全てが始まる。 始業式での校長先生の話は,これまた秀逸。
言葉を大切にしてほしい。 言葉一つで相手の心を温めることもできるし 逆に,相手を深く傷つけることもできる。 言葉を大切にするのは「相手にとって」だけでない。 自分自身のためにという意味もある。 それでは宿題です。 昨年,この学校から廃止した「バカ・死ね・きもい・うざい」 この言葉を,鏡の前で思いっきり相手を傷つけるように 言ってみてください。 そして,その時のあなたの表情をしっかりと見てください。 どんなにきれいに着飾っても,その表情では・・・ と思うことでしょう。 そのままでは,胸がすっきりしないと思います。 今度は,あなたの大好きな人をイメージして, 最大限の感謝気持ちを込めて,鏡の前で 「ありがとう」と言ってみてください。 どんな表情がそこに映るでしょうか。 こんな宿題を,自分も中学時代に出されたかった。
学級開きは,恒例の出会いの握手。 一人一人の名前を呼びながら,がっちり握手。 一年前の手とはちょっぴり違う,成長した手。 自信を持って握り替えしてくる手。
入学式準備のメンバー立候補。 支えてくれる生徒がはっきりする瞬間。 クラスをリードできる生徒が声を掛けると一気に決まる。
後を依頼して帰宅。 娘の入学式に,父親として参加することに。 何年ぶりだろうか,自転車で通う母校への道。 ほとんど変わらないようでいて風景はもちろん違う。 校門をくぐると,部活勧誘の列。 懐かしい体育館。同級生とも何人か会う。 才能がぶつかり合い削り合う中, もがいていた自分の昔を思い出す。 能力もないのに,志を失わず走り抜けたのは何だったのか。 その答えが見えれば,娘にも何かを伝えられるのだが。
それにしても・・・と思うこと。 立場が逆だと,いろいろなことを考えてしまう。 「勉強をしなさいとプレッシャーを掛けずに 応援してあげてください」 家庭のプレッシャーが,子どもをつぶしている現実から 出された言葉なのだろうが,それでは何も解決しない。 「授業では何となく分った気になる。, でも,家で宿題をしてみるとできない。 だから,予習・復習を粘り強くしてください・・・」 話が矛盾していることに,気がついていないのだろう。 結局予備校や塾に解決策を委ねているのか。 それに,本当に授業は分っていると思っているのか。 分らないことを分らないと言えない秀才達の叫びは, 教師には届かないのか。
思いがけない方とも出会う。 娘を置いて,一人で帰宅し,再び登校。 部活の生徒達が,入学式準備や片付けで とてもがんばったとの報告を受ける。 本気で向かっている集団なのだから,そうあってほしいもの。 久しぶりに見る部活。 明日からの練習試合を前に,気持ちは充実。
終了後,仕事をいくつか。 でも今日ぐらいはと思い直し帰宅。 お祝いもそこそこに,疲れで早めにダウン。
2006年04月06日(木) 始業式・入学式 2005年04月06日(水) 桜満開の始業式 2004年04月06日(火) 決意を新たに
2007年04月06日(金)
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