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re-invention



 アイデンティティーを示すこと

ライフプラン講座。
同級生が集まり,今後の人生について終日講義を受ける。
これからの生き方についての迷いは,振り切ったところ。
3人の子どもを大学まで行かせるのは,
経済的には厳しいが,まあ何とかなるだろう。
健康面では,支えてくれる妻に感謝。
あとは,自身の生き方一つか。

折に触れて話す講師自身の生き方がいい。
54歳でライフプラン講座を受け,講師になろうと思ったこと。
趣味の気球ウォッチング。
息子とのボーリングを通しての心のふれあい。
「その人のことを大切だと思うなら,
 その人の大切にしていることを大切にすること」
「予定されていた偶然に身を任せることも愉しい」

自分とは違うが,
なるほど,こういう生き方もあったのかと思う。
こんな方なら,様々な良縁が自ずとやってくるのもうなずける。

夜は岡本先生宅でささやかな酒宴。
集まったメンバー全員のこれからの夢を聞く会に。
夢を語るということは,
自分が何者なのか,アイデンティティーを示すこと。
ここ数日の迷いを語り,今の自分の決意を語る。
「閉塞感のある数学授業を変え,
 テクノロジーを使って創造的な学びを生み出し,
 自分の問いを持って生きる人を育てたい。」


最後はもちろん岡本先生。
「これまでの自分とは違う。
 わからなくてもいいから,岡本イズムを生徒にたたき込んでいる。」
そんな思いで行う先生の授業を一度は拝見してみたいもの。
「ここ4ヶ月,戦後の学力論争をじっくり勉強した。」
語られる姿は青春そのもの。
教えると言うことは,自らの学ぶ姿勢を示すこと。
一歩一歩登り詰めたその先に,今がある。
広島での論文発表会では,これまでの集大成として,
岡本先生自身が大勝負されるとのこと。
日程を合わせて何とか駆けつけたいもの。
思いがけない忠告もたくさん頂き,有り難い限り。
哲学に裏付けられた言葉は,燦然と光を放つ。
この先どんなことが待っているのかはわからないけれど,
自分らしく自分の道を歩もうと決意。


2005年08月21日(日) 残り少ない夏休み
2004年08月21日(土) 甥とVoyageで数楽


2006年08月21日(月)
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