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■ 数学の世界の厳しさと美しさに
今日は神奈川・S学園へ。 駅を降りたとき,上品に歩く生徒達を見て, ラフな服装で来てしまったことを深く反省。 女子校だったのか・・・ 外観はもちろん中も洗練された造りの校舎。 さっそく,中澤さんや公庄先生から声を掛けていただく。 閉鎖した自分のサイトを気に掛けてくださった。 (どこかに再度UPすべきか。) 自分には大きすぎると思って尻込みしていた仕事も, もっと積極的に引き受けなければと改めて思う。 そんな言葉掛けを,自分もできるようにならなくては。
最初は宇津野先生の公開授業から。 わずか10名程度の生徒達ながら, 飛び込み授業は「つかみ」が肝心。 関西弁での宇津野先生のボケと突っ込みに対しても, 上品な生徒達のガードは堅く,最初はやや苦戦。 生徒同士の呼び名を訊くあたりから, ご自分のペースに巻き込むのはさすが。 (自分ならどうしたのかな?) 授業は素数(prime number)について。 飛び入りの中3の男の子を含めて,生徒全員を大事にしながら, それでも数学の美しさに迫ろうとする姿勢がいい。 語りたいことがたくさんあるのだけれど, 我慢して生徒の中から引き出そうとする授業。 愉しい2時間があっという間に。 途中から自分も勝手に数学したくなる。 自然数でなくても,factorは素因数分解することを知る。 fator(2.4)=2^2×3/5になる。 こうなると,素因数分解"fact"という言葉に惹かれる。 事実が明らかになったような気がする。 負の数の場合は,先頭に-1が付くのも納得。 素数分解ではなく,素因数分解とした意図も見えてくる。
次の時間は迷った末にcabri3Dを操作するワークショップ。 パソコン教室は,満員御礼。 わかってくると面白い。 空間を認知する力がないと,扱いは辛いかな。
午後は中学校での実践を聞く。 気になることもいくつか。
最後はもちろん公庄先生。 1/(n^2+1)の定積分を巡る,生徒の探求と先生のせめぎ合い。 途中,e^iπ=−1も出てきて,博士の愛した数学の世界。 数学のシャワーを頭から存分に浴び, 数学の世界の厳しさと美しさ・奥深さに感動。 積分の公式だけ覚えて,分かった気になっていた 高校時代の自分が何とも恥ずかしく,何とも情けない。 もう一度,数学を学びたいと心から思う。 来年か,再来年,高校生になった娘をこの会に連れてきたいもの。 数学の美しさを味わえる人に育って欲しいもの。 迷った末,娘へのプレゼントとして, 帰りに特別価格のTI89を予約する。
久しぶりに東海大の渡辺先生ともお話しができる。 皆さんにたくさん元気をいただいた。 これからも忙しい毎日に変わりはないけれど, 夢を自分でもっとふくらめる生き方をしたいもの。 帰りの新幹線の中でもVoyageを片手に数学に興じる。
2005年08月12日(金) 修行が足りない 2004年08月12日(木) ほっと一息の中で考えたこと
2006年08月12日(土)
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