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 中学生の本質を目指す

早朝から学校へ。
今日は女子の県チャンピオンチームのI市立T中へ。
マイクロバスにテレビがなく,
せっかく持ってきたビデオは空振り。
代わりに黒澤先生の評価についての本を読む。

東名で約1時間,会場校に到着。
「中学生の本質を目指す」を掲げた徹底指導。
実に気持ちのよい,心技体を磨かれた生徒達。
女子も丸刈り。
「よほど腹が据わっていないとあそこまではできない。」
という言葉に頷くものの,返す言葉が自分にはない。
「剣道に賭ける思いを試して欲しい」という言葉が,
生徒達にはどこまでどう響いたか。
アップの練習を見る限りでは,軽快なテンポが目立つのみだが,
いざ試合になると,錬り上げられた多彩な技に圧倒される。
相手の打ち間をフットワークではずし,
チャンスと思わせて,逆に相手を仕留める技量。
間合いに入ってからも腹の据わった攻め,先を取る打突。
これほどまでに試合をさせてもらえないとは。
指導者の差。練習に対する哲学の差。
あまりの衝撃に,生徒の気持ちを支えることに精一杯。
大将の生徒のみが,唯一きちんと攻め合え勝負できたのは収穫。
自分の目指して指導していたものと似て非なるところが多い。
最大の差は,上体や竹刀で捌くのではなく,足で捌くこと。
攻めに至る細かいフットワークもその一つ。
さらには,練習を互いに指導し合う雰囲気。
指導者が指導して終わりではないところ。
スタンドアップ同様,生徒同士の関わり合いを生かすべき。
どこまで追いつけるのかはわからないが,
やるべきことが見えてきたのは嬉しい。
帰りのバスの中で,今後の練習の構想を練る。
以前に比べると,イメージする力が働かなくなっている気も。

帰宅して,研修のまとめをはじめようとするも,
まとまりがつかない。
結局,ノートを出して再び練習メニュー作成に着手。



2005年06月03日(金) 延期した遠足で
2004年06月03日(木) 真価が問われる


2006年06月03日(土)
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