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■ 人が人として育つために
土日と仕事を進めずに迎える月曜日は,辛いもの。 数学教育のロマンを語っていた昨日から, 当然のことながら,打って変わって現実に引き戻される。
授業は,方程式の利用の2時間目が3つ。
こんな問題も,考えてみるとどれだけきちんと扱ったのか。 じっくり取り組むと,深さが見えてくる。 「一部屋7人ずつにすると,4人の部屋が一部屋できる」を 7χ+4としてしまう生徒が多い。 3人足りないという読みができれば,7χ−3 7人の部屋はχ−1部屋と読めれば,7(χ−1)+4 単独でこれだけの問題をもっとやるべきなのだろう。 いろいろなことがあり,話を30分もしてしまうクラスも。 昔の話を語りながら,今の彼らと自分のの生き方を問う。 人を大事にすることの難しさを精一杯語る。
もう一クラスは,速さの問題。
一通りの解き方を説明してから, 他の方法をやらせてみるが,なかなかできが良くない。 教科書の表も,一当たりの量を考慮した形でないので, ここはプリントを用意すべきだった。 文字式の指導の甘さを,ここへ来て感じる。 方程式の問題の一部を連動させて,やっておくべきだと感じる。
放課後は職員会議で提案の後,いくつかの対応。 大きな判断を迫られる話。 思いの食い違いもあり,ここまでの自分の至らなさも痛感。 生徒の行動は,様々なサインの裏返し。 駄目なことはダメとしなければいけないが, サインの裏側にある思いをきちんと汲んであげたい。 いろいろなことがあっても,君は大事な一人。 若者の特権は,失敗が許されること。 いくら叱ってもいいが,その中でも, 愛情をたっぷりかけて育てなければ,人は人として育たない。
岡本先生から,鋭く,勇気をもらえるコメントを頂く。 大局からものを見て,知見を示していただける 今の自分の幸せをかみしめる。
2004年10月31日(日) ハーバードリーム
2005年10月31日(月)
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