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re-invention



 人が人として育つために

土日と仕事を進めずに迎える月曜日は,辛いもの。
数学教育のロマンを語っていた昨日から,
当然のことながら,打って変わって現実に引き戻される。

授業は,方程式の利用の2時間目が3つ。

こんな問題も,考えてみるとどれだけきちんと扱ったのか。
じっくり取り組むと,深さが見えてくる。
「一部屋7人ずつにすると,4人の部屋が一部屋できる」を
7χ+4としてしまう生徒が多い。
3人足りないという読みができれば,7χ−3
7人の部屋はχ−1部屋と読めれば,7(χ−1)+4
単独でこれだけの問題をもっとやるべきなのだろう。
いろいろなことがあり,話を30分もしてしまうクラスも。
昔の話を語りながら,今の彼らと自分のの生き方を問う。
人を大事にすることの難しさを精一杯語る。

もう一クラスは,速さの問題。

一通りの解き方を説明してから,
他の方法をやらせてみるが,なかなかできが良くない。
教科書の表も,一当たりの量を考慮した形でないので,
ここはプリントを用意すべきだった。
文字式の指導の甘さを,ここへ来て感じる。
方程式の問題の一部を連動させて,やっておくべきだと感じる。

放課後は職員会議で提案の後,いくつかの対応。
大きな判断を迫られる話。
思いの食い違いもあり,ここまでの自分の至らなさも痛感。
生徒の行動は,様々なサインの裏返し。
駄目なことはダメとしなければいけないが,
サインの裏側にある思いをきちんと汲んであげたい。
いろいろなことがあっても,君は大事な一人。
若者の特権は,失敗が許されること。
いくら叱ってもいいが,その中でも,
愛情をたっぷりかけて育てなければ,人は人として育たない。

岡本先生から,鋭く,勇気をもらえるコメントを頂く。
大局からものを見て,知見を示していただける
今の自分の幸せをかみしめる。

2004年10月31日(日) ハーバードリーム


2005年10月31日(月)
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