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■ 論文発表会1日目
論文発表会初日
全国から,名だたる方が集まる。 飯島先生にお会いして,この会で何を見ればいいのかを教わる。 大事なことは主張がはっきりしていること。 なるほど。クリヤーな思考を積み重ねている方が多い。
いよいよ自分の発表。 結構な人数が集まる。持って行った資料がちょうどなくなる。 発表は20分をチョッとオーバー。 佐伯先生からの質問。 「遊びの中から,数学化していく,そのターニングポイントは? 教師のどんなフォローがそれを可能にしたのか?」 「2変数をどうやって決めていったのか?」 せっかくのありがたい質問に対して,うまく答えられなかった。 このあたりは,以前のT^3の発表資料で書いていたのに。 生徒に訊くこと,たずねることだと思っている。 「何が面白いと思って操作している?」 「どの変化に注目してる?」 「どの変化に対しての変化ととらえるのがいいと思う?」 質問と対話の中で,生徒自身が自分の課題を明確にしていく。 学びをともに作り上げる瞬間がおもしろい。 それができると, 生徒は自分の問い(テーマ)という気持ちになれる。 こういうことをスパっといえるようになりたい。
「普通の子でもここまでできたんですよ」 というようものが見えるようにできたら, もっと価値があると言われた。 うまく表現できなかったが,数学が苦手な生徒も, 自分なりの追求ができて, 生き生きと発表していたのは事実。
いくつかの発表を聞く。 クリヤーな整理された発言が多い。 あいまいな言葉のやり取りがあると, すかさず切り返す座長の先生。 自分の未熟さ,あいまいさが目に付く。
夜の会でも,岡本先生からたくさんの話を伺う。 本質的とは,方向性があること。 コンピュータと医学が,人間の尊厳を奪うと自分は思っている。 テクノロジーを活用することで, どんなことを目指していますか?行き着く先は何ですか? 最後は授業論ではなく,学力論。 どういう力をつけたいのか,それを明確にしなければいけない。 結果としてこんな成果がありましたではダメだ。
川上先生からも,瀬戸内のおいしい魚と共に,話を聞ける。 日本の数学教育のあり方を考える人材を育てる大学がなければ。 静岡には岡本先生がいる,そのことに感謝しなければ。 授業がテクノロジーに振り回されていないのがいい。 生徒の必要感から使っている。 授業は50分で収めなければダメ。 そこで収まらないようでは,どこかに無理がくる。 もしかすると,テクロジーを使わなければ,収まるのかもしれない。 テクノロジー活用の位置づけしっかりしたい。 Math-ModelからMath-Resultへ移行する場面での テクノロジー活用の有効性を開発してほしい。 いつも自分に方向性を与えてくれる方。 来年は静岡で授業をして下さるような思いがけない話に。 いろいろと障害はあるが,是非とも実現したい。
気がつくと,東京理科大の清水克彦先生の集団も合流, 貸しきり状態。 ここでも, 「作図ツールは,定義域を変えたときに値域が変化する関数だ」と 論破する話がでて, 数学的に様々なことを思考されている方がいるものだと感じる。
岡山に来てよかった。
2003年11月20日(木) 研究発表会
2004年11月20日(土)
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