| 2010年07月24日(土) |
借りぐらしのアリエッティ |
噂のアリエッチーを見に行きましたよ。えあですこんにちは。
日記を書くのが非常に遅くなってしまってるけど気にせず感想書き書き。今回もとても内容そのまんまなので反転反転。
( ´∀｀)
( ´∀｀)ああ、うん、地味めのジブリっぽい。
そんな感じのよい作品でした(←？)
地味ですが私はポニョよりはいい作品だと個人的には思います。
ポニョは話を大きくしよう大きくしようとしていって結局風呂敷広げっぱなしで終わってしまった感じで、アリエッティは小さい風呂敷で小ぢんまりと包んできた感じというべきなんでしょうか。
いいか悪いかというと肝心の起承転結の転パートにドラマティックに盛り上がるシーンがありそうでないのでどうかなーとか思わないでもないですが、過不足なく纏まっているお話は私は嫌いではないです。
風呂敷畳みきれてない物語ってエンターテイメントよりも自己満足を優先しているように見えて、何だか私は好かないのですよね。
↓ここからさらにネタバレ。結末にも関係するので注意↓
とりあえずトトロのオマージュかと思いました。
もしかしたら身近で暮らしてるかもしれない不思議な存在のお話である、とか。
しかも初見は草むらでコソコソしてるのを目撃、とか。
身内がいなくなっちゃった→大きい人にたすけてー！な展開とか(逆だけど)
ただその割にトトロのような爽快感がないのは、映像的に地味だからなんだろうか。
ネコバスくらいのカッコイイシーンがあったらまた全然違ったような気がします。
ついでに妙に後味が悪く感じたのは、結局ストーリー的には、翔が悪意なく引っ掻き回してその所為で家政婦が悪意？を持って引っ掻き回すことになり散々って感じのお話だからなのかなあ。
悪役による迷惑はまだいいというか、あとで悪役がしっぺ返しをくらうことで爽快感を得ることが出来るのだけど、悪意のない迷惑ってなんかもにょもにょするよね。
「滅び行く種族」の台詞もご大層なことを言っている割にはあんまり脈絡がなくて、重い意味があった訳ではなく単に自分のイラッ☆ミが出た感じ？ その前もその後も心優しい少年なのにあのシーンだけ妙に黒くて浮いてるし。
まぁ、生死を分ける手術を前にした人間のイラッ☆ミはそれなりに重いものと言えるでしょうが。
この発言を出すにしても、自分と同じ滅び行く存在としての共感として持ってくればよかったんじゃないのかなー。的な。翔からのアリエッティへの思い入れが強くなるエピソードがもう少し何かあればあのラストシーンのせりふに感銘を覚える気がするんですが。
……まあ細かいことを考えず、小人の世界いいなぁ〜。あの道具をこう使うって思い付きが面白いなぁ〜。あのドールハウスいいなぁ〜。欲しいな〜。という所を楽しむ作品だと思いました。
纏まってる感は好きなんだけどやっぱり結末は……。
例えば手術後家で療養する翔→庭にアリエッティっぽい人影がチラッと映ってENDとか。
そういうジブリがするわけない俗っぽい救われかたの方がやっぱ好きなんですよね私は。
あと確かに借りてないですよね。
借り暮らしに(ｷﾘｯがついてないんだがァ？って思ったのは内緒……げふんげふん。
まあお醤油借りるとか言いますしね。でもお醤油借りる時だって断って借りますけどね。(反転終了)
そんなかんじでした。
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