新幹線の中で読む用に菊池寛「真珠夫人」を購入。新潮で買いたかったけど、文春で買う。
これは、TV見たことない。
で、読後の感想。
ストーリーは違うが、徳富蘆花の「不如帰」に酷似している。
なんていうかなー説教臭いっていうか、メロドラマっていうか、毒婦っていうか、あの時代の大衆小説っていうか娯楽小説っていうか、大日本講談社っていう香り。
それは奇しくも真珠婦人の「誰が明治を代表する小説家か」というサロンでの議論での尾崎紅葉を推す論理と似ていた。
でも、真珠婦人よりも不如帰の方が自己陶酔できる。
金持ちに身を買われ処女のまま復讐→殺されるっていうより、幸福の絶頂なのに→結核で引き離されるっていうシチュエーションの方が自己陶酔できるよね。
やはり、不如帰はまだ絶版になっていなくて、真珠婦人が絶版になってしまっていただけのことはあると思った。
たわしコロッケとか期待していたので、ちょっと期待はずれ。
多分TVの方が楽しいのだろうなー