GARTERGUNS’雑記帳

TALK-G【MAILHOME

夢・覚えていますか
2005年03月04日(金)

リュー紹介まだかな〜
いろんなサイト様の更新を楽しみにする気持ち、というのはとても幸せなものでありますね。
こんばんは、TALK-Gです。

幸せ、でふと思い出したのですが。
小さい頃、私はチョコレートやケーキ、アイスクリームなどの甘いお菓子が大好きでして。
食べている時は、その前後にどんな事件があろうと、まず間違いなく幸せだったのでありました。
しかも、小さい子供の欲望というのは恐ろしいもので、子供には十分な量がある明治の板チョコレートなどをかじりながら、それでも尚「このチョコレートがもっと大きかったらいいのに!」などと夢を見ていました。

で、バレンタインデーの時期になると、スーパーなどで必ずと言っていいほどノーマルサイズの十倍くらいでかい(でも包装のデザインなどは同じ)板チョコが売ってあるのを見かけますが。
あれを初めて見た時には、雷が落ちたような衝撃と共に、私の理想そのものだ!あれを是非独り占めして食べたい!と強く強く思ったのです。

しかしそのチョコ、流石に小さい子供にとっては高額ですし、親に「あれ買って!」と駄々を捏ねるのも気が引けましたので、いつも指を咥えて「いつかきっと……!」と見つめる他に無かったのです。

それから月日が流れまして。
今では子供の頃憧れたその特大チョコも、乏しいながら自分で稼いだお金でもって、買える様になった訳ですが。
皮肉なもので、甘いものが駄目になった今の私は、それを買いたいとはこれっぽっちも思わないのでした。

嗜好の変化や価値観の変化などを考えれば、別に何もおかしくない、寧ろ「よくある事」なのですが……
しかし、子供の頃にどれほどそのチョコレートが食べたかったか、という事まで忘れてしまった訳ではないので、何だかこう……大事な夢をひとつなくしたような、寂しい気分になります。
「芋粥」のように飽きるほど食べて嫌になったのなら、そう寂しくもならないのでしょうが。
バレンタイン特設会場の華やかさやいちゃつくカップルの空気に当てられ、侘しさまで倍率ドンです。

出来る事ならば、小さい頃の自分に大好きだったあれを買ってあげたい。と、叶うはずも無い夢を見ながら一人で勝手に感傷的になってる春浅い夜の出来事でございます。



子供心には、ビエネッタも憧れと夢のお菓子でした。
豪華で高価なとっておきのアイスクリームケーキ、という位置づけだったのです。
皆様には、そういった「憧れのおやつ」はありますか。



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