10周年!!10周年!!!(足を踏み鳴らしながら) 今日はガルデン様&シュテルが恐ろしい作画でお茶の間に降臨されてから丁度10年目という素晴らしい日です。 と言う訳でTOP絵更新。「闇の騎士がやってきた」 それでは、また後程。 ――――― であったこーろーのふたーりーにー もーいちーどもーどってみーようー 「ガルデン、俺達が出会って今日で10年目だぜ」 「そうか、もうそんなに経つのか。物忘れが酷くなる筈だ」 「お前見てると、外見が変わらないからそんなに経ってない様に思えるけどな。 物忘れの方は仕方ないよな、もう229歳だし」 「お前は随分とでかくなったな」 「あの頃はお前の方が背が高かったのにな。 そう言えば俺達って、第一印象お互いに最悪だったよな」 「敵同士だったからな。私は守るもの、お前達は攻めるものであったし。 それに作画が……」 「(ガルデンの口を塞ぎ)でも次に会った時にじっくり見てみたら、めちゃめちゃ美人ですらっとしてて、びっくりしたんだよなあ。 あんな厳つくてトゲトゲしたリューに乗り込んじまうのが勿体無いって思うくらい」 「私は、きゃんきゃん煩い小僧共があんな良いリューに乗っている、という驚きの方が強かったが」 「あはは、だってあの頃俺14歳だぜ。で、サルトビが15歳。 煩くない方がおかしいって」 「サルトビは随分と落ち着いて大人の男になったが、お前は相変わらず煩いな」 「ひでえ。『少年らしさを失っていない』とかもうちょっとマシな言い方してくれよ」 「『子供っぽさが抜けない』と言い直してやろうか? 全く、成長したのは背丈だけか」 「……他にも成長した所はあるぜ」 「ほう?何処だ?」 「うちに帰ったら教えてやるよ。 ああ、そうだ、折角だから今日の夕飯は豪華にしよう。美味しいものいっぱい作って、お前の好きな甘いものも……ケーキにするか」 「ケーキ……」 「生クリームと果物が要るな」 「スポンジを作る粉は?」 「スポンジは要らないんだ。代わりにもっと良いものでケーキ作るから」 「そうか……」 「それと、やっぱこういう時にはロウソクだよな。誕生日ケーキみたいに10本、いろんな色のを立てたら綺麗だろうな」 「そうだな……」 「そっか、ガルデンもそう思うか。じゃあ決まりだな。早く材料買って家に帰ろう」 その頃のゼファーとシュテル 「私は!!私はあの方がまだこんなに小さい頃から、二百余年もあの方一筋にお慕い申し上げてきたのに!! それなのにあいつが!!あの騎士の小僧が!!!」 「落ち着け、判ったからちょっと落ち着け」 「あの騎士の小僧が10年やそこらであの方を!! ぽっと出の癖に、まだあのお方と私がふたりで過ごした歳月の十分の一しか生きていない短命な人間種の癖に!!! ウワァァアアアーーー!!!」 「頼むからそんな大声で泣くな、周りの皆が思いっきり退いているだろう」 「お前はいつだって乗り手達から良くしてもらっているから、おまけにシャドゥームとかいう国に女が居るから、主に振り向いて貰えないこの私の気持ちなんか判らないのだーワァァ、アアアーーー」 「OVA2の設定とごちゃごちゃにするな。 誰か、ちょっと……なんとかしてくれ」 「酒なんか飲ますからやろ」 「人事みたいに言うな、デリンガー。高濃度ミストルーン酒なんてものを持ってきたのはお前だろう」 「泣き上戸の絡み上戸なんて知らんかったんや」 「ガルデン様ーガルデン様ーー!!あの時あなたは仰ったではないですか、『私は誰も信じないし愛さない』と……だから私はこの想いをひた隠しにして二百余年をただ従順な下僕として過ごしてきましたのに!!! なのに……なのにそれなのに……!!! ……ウワァァ、ワーーッ、ワァァァーーー!!!」 ――――― 10年前に戻れるなら、シュテルは真っ先に爆烈丸ではなくアデューを狙うと思いますよええ。フリーデルが如何とか放ったらかしでね。
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