召喚されたゲボキング かわいい主(こ)にラブフィーリング なんと寝取られショッキング みんなで止めようファイティング ゲボキング ゲボキング みんなで呼ぼうよ ゲボキング 下僕の王様、ゲボキング。 其処に支配者の威厳は無い。 ただキングオブサーヴァンツである誇りと実績のみが、彼を王たらしめ同時に輝かせるのである。 ゲボキング ゲボキング 特技は呪いだ ゲボキング 嘗てコカ・コーラから発売されていた飲み物「カルキング」を御存じない方には全くもって不親切な書き出し。 こんばんは、TALK-Gです。 そんな事より下僕祭りが絶賛開催中ですよ!!フェスティバルオブGEBOKUですよ。 下僕カーニバルと言っても良い。平たく言えば下僕の祭典。 まずドンパチ様の雑記や管理人東海林様とのチャットで、「勇者警察ジェイデッカー」のデッカードのボス(勇太)バカっぷりを知った事!! 何かあったら「勇太」、何もなくても「勇太」。全てに優先して「勇太」。他の仲間なんて見えちゃいない。 素晴らしい!!(気持ちフォントサイズ100くらいで) 「勇太のもとへ、普段は離れて暮らしている両親が帰ってきた。両親と過ごせる嬉しさからついデッカードを邪険にする勇太。それにショックを受けて家出するデッカード」なんてストーリーを聞いたらもう……!!デッカード燃え!そのアレっぷりにむしろ萌え!! 上司バカたるもの尽くしまくっている上司に邪険にされて一人前!! しかもこれ丁度10年前、リューナイトと同時期にやっていた勇者シリーズですよ。 すげえ!!リューと言いGガンと言いセラムンSと言い幽白と言い勇者と言い10年前ってすげえ!! 絶対ビデオ屋巡りしてでも観てやるぞと、そのボスと部下の愛の軌跡を見てやるぞと!! そう意気込みドキドキしながらネットでジェイデッカー検索して、ストーリーダイジェストとか読んでもう既に感動で反泣きになっている所になるみ忍様の日記にて、「機甲警察メタルジャック」のストーリー&キャラクタ紹介。 もう動悸息切れ最高潮。 更に、余りにステッキーでドンピシャで美味しさフルコースな配役(例えば私の場合ハンバーグとエビフライとスパゲッティと奈良漬がひとつの盆に載って運ばれてくる様な……!!大好物のオンパレード。しかもひとつだけ明らかに異質な奴が混じっている)に、動揺の余り膝の上にGペン先をぶちまけたりしながら(タチカワ製のは結構痛い)割れんばかりの下僕コールですよ。スタジアムは熱気の渦ですよ。 10歳の少年に傅く良い年した男。主の為なら身を投げ出す事すら厭わない男。でも結局報われる事はない男。 下僕たるもの自分の全てを捧げた主をポッと出の熱血主人公や小娘に奪われて一人前!! むしろ下僕上級者と呼ぶべきか。 世の中に、こんなにも素晴らしい下僕従僕登場作品があったなんて……!! それを初めて知る感激、新たなものへの感動。 この感情をセンス・オブ・ワンダーと呼んでも構わない。 思わず聖約のガルデン風に「世界は広い……どんな下僕が居るか判らんからな」と言い切ってしまいたくなります。 果てなく深い下僕道。下僕の道は修羅の道。思い込んだら試練の道を行くが下僕のド根性。 東海林様、なるみ忍様、有難う御座いました……!! そして今日の下僕収穫。(まだやるのか) 「ペットショップオブホラーズ」秋野茉莉・著、ソノラマコミック文庫(全七巻) 有名なので、御存知の方も多いかと。 「欲しいものは何でも手に入る」と言われる、L.A.のチャイナタウン。 其処に在る一軒のペットショップを舞台にした、一話完結の怪奇ファンタジー。 妖しく美しいペットショップの店主「D伯爵(カウント・ディー)」、彼が紹介する様々な動物や植物たち(それが購入者などにはヒトの姿に見える場合が多々ある……つまり動植物擬人化がバンバン出てくる)、謎めいた事件が起きる度に捜査線上に上る「D伯爵」を怪しみ、彼に接触を繰り返す刑事レオン。彼の弟で、人と話が出来ない代わりに、伯爵同様動物と会話が出来るクリス。そして様々な思いを胸に店を訪れる客や依頼者…… 彼等の繰り広げるドラマが深く、しかも判り易くて、魅力的で。 何かこう、人間の業みたいなものを考えさせるとても面白い漫画でした。 で、この作品の何処に下僕が出てくるのかと言いますと。 文庫版1巻収録のお話の中に! 強盗に両親を殺され家に火を掛けられ、そのショックで目が一時的に見えなくなってしまった富豪のお嬢様の為にD伯爵が用意した!! 盲導犬兼ボディガードのドーベルマンが!!! しかもこのドーベルマン、他の話に登場するペット同様、しっかりヒトの姿で登場!! それが精悍で知的で渋い軍服兄さんときたもんだ!!! 性格もガッツリ下僕&軍人。 ご主人様となったお嬢様の為に、甲斐甲斐しく頑張ります。 その頑張りっぷりがまた生真面目で良い。 <以下ネタバレ含ストーリー紹介> ガードとして働こうとご主人様の部屋に一緒についていこうとして「女の子の部屋に入ろうとしないでよ、貴方には下の客間を用意してあるから其処で寝て」とぽいと放り出されたり(でも朝ご主人様が目覚めて部屋を出ようとした時に、其処のドアの外で寝ていた事が判明する犬)、水溜りがあるところでひょいとご主人様を抱え、「そういう事をするときは先に一声かけて、後もっと離れて歩いて」と怒られたり(それにいちいち律儀に「ヤー(ドイツ語で「はい」)」と答える犬)、ドーベルマン特有の「断耳」(本来は垂れている耳を切ってぴんと立たせるアレの事)の件でご主人様に「そんなの酷い!痛かったでしょう」と泣いてもらえたり(そんな思いがけないご主人様の反応にちょっとびっくりしつつ、「昔の事です、大丈夫、もう痛くないんです」と一生懸命言う犬)、銃を持ちご主人様を人質に取った強盗犯に勇猛に飛び掛っていったり!!(その際「貴方は逃げて警察にこの事を証言して」と言うご主人様に「ナイン(いいえ)、そんな命令は聞けません!」と答える犬) 悲劇的な結末が多いこの作品の中でもハッピーエンドなのがまた素晴らしい。 下僕の一念岩をも通す。 「ペットショップオブホラーズ」の話全体がとっても良い感じだったのですが、不肖私としましては、もうこの一話でお腹一杯大満足でした。下僕ぎっしり確かな歯応え。そんな感じで。 先日書いたVシネネタでもそうなのですが、何かもう「ああ、そうそう、ドーベルマンってこんな感じだよね!!生真面目でストイックで主人第一でさ……!!」と拳を固めるくらいツボな下僕っぷりでした。 ツボな余りこんなものを描いてみたり。 なに考えてるのこの子……!!!(嗚咽) いや、その、美味しい話があったらつい「この話をリューでやるなら……」と考えてしまうのが私の悲しい性。目になんか変なレンズでも嵌ってるのか。「神に背を向けた男」の時もそうでしたが。 とりあえず「謎めいて様々な能力があって妖しいまでに美しくて常に動植物側に立ってものを話し人間にはかなり厳しくて、でも甘いものには目がなくてお茶目な面もたっぷりなD伯爵」はグラチェスで。これは外せない。 そして「そんな彼を追いかけつつ、いつもからかわれキリキリ舞いさせられる、真っ直ぐで口が悪くてかなり直情的な刑事レオン」はサルトビ。 ついでに言うなら私はサルグラが好きなのですが、茨でしょうか。 ドーベルマンとご主人様はシュテルとガルデン(らしきもの)。 今まで擬人化シュテルは執事服で描く事が多かったのですが、軍服も良いかも知れないとふと思いました。あのフォルムとカラーリングを流用した時に、一番違和感が無いのは寧ろ軍服の方かも知れない。 こう……詰襟ベルト半長靴でさ……!!(一人で何を言っているのか)
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