暑くなったり寒くなったりと気紛れ仔猫ちゃんな春の気候に体調を崩しつつ萌える今日この頃、いかがお過ごしでしょうか。こんばんは、TALK-Gです。 昼間は春中旬の気温を越える日もあったりして、そろそろ冬物を処分しようかという勢いですが、夜や朝はまだ息も白く上着が手放せません。 お陰で昼はアイスコーヒーを飲み夜は鍋を突付くと言う妙な食サイクルが出来ております。 そう、やはり寒い夜は鍋。 鍋っちゃあ冬の食べ物の代名詞ですが、中々どうして、三月も半ばに入ろうかと言うこの時期になっても、我が家の食卓には頻繁に出張ってくるのですが。 「シュテルー」 「はい、ガルデン様」 「今日の夕ごはんはおなべがいいぞ」 「鍋……で御座いますか?」 「ん。寒い日はおなべなのだ」 「承知致しました。具はどのように致しましょう」 「ええと……白菜と、マロニーと、かまぼこと、おねぎの白いところと、とうふ!」 「…………」 「どうした、シュテル」 「いえ、……その、どうやって彩りをつけたら良いのかと……」 ガルデンはマロニーや豆腐とかの無彩色の食べ物を好みそうな気がします。今は懐かしのデザート、ブラマンジェとか。杏仁豆腐とか。 何かこう、色も味も淡くてフルフルしてる感じのがね。(それは単に「こんなの食べてくれたら萌える」というやつでは) 漫画ガルデンはモツ鍋でも何でもガッツリ食べてくれそうですが。 「シュテル」 「はい、ガルデン様」 「今宵は冷える。久し振りに鍋を出せ」 「鍋……で御座いますか?」 「ああ。丁度良い酒がある事だし、湯豆腐で一杯やりたいのでな」 「承知致しました。 豆腐の他には何を入れましょう」 「そうだな……白菜と葛切りを少し、それに蒲鉾を厚く切り、白葱をぶつ切りにしたものを加えるのが良かろう」 「…………」 「どうした、シュテル」 「いえ、……その、大の辛党になられても、ガルデン様はガルデン様なのだと少しほっとしておりました」 湯豆腐は鍋の王道、シンプルイズベストですね。 鍋底に昆布を敷き、上に豆腐を載せてぐらぐら煮るが煮ると、やがて沸騰した出し汁の中で豆腐がぶるぶる震えますが。 あれが何だか見ていて笑えます。 「あ……」 「どうした、ガルデン」 「豆腐が踊っている……」 「ん?……あー、鍋の豆腐の事か。 はは、お前って急にカワイイ事言うからびっくりするぜ」 「そ、そう見えたからそう言っただけだ」 「あはは、照れるなよ。……うーん、でも俺は踊ってるって言うより、もっと別のもんを連想しちまうな」 「別のもの……?」 「そうそう。この白さと言いきめの細かさと言い柔らかさと言い、普段は冷たいのに熱くなると健気にぷるぷる震える姿と言い、何度見てもベッドの中のお前そっくり熱っちぃぃぃーー!!」 「……下らん事を言うな!出し汁でも浴びていろ!!」 しかし野菜や葛切りなんかはあまり腹に溜まらないものですので、胃には優しいのですが、育ち盛りには少々物足りない。 とくればやはり鍋の締めは、いい味の出し汁で雑炊といきたいもの。 「硬めに仕上げてボリュームを出すか、出し汁たっぷりでさらさらといくか……卵も硬めかふわふわか……雑炊を作るのにも色々やり方があって悩むな」 「私は出し汁多めで、卵は半熟のふんわりとしている方が良い」 「けど、硬めに仕上げておこげを楽しむって選択肢もあるぜ」 「ふむ……。トッピングは?」 「三つ葉かな」 「焼き海苔も良いと思うが」 「お、それもそうだな。うーん……」 「……悩むのは別に構わねえが、それより先になんでお前等が俺んちの鍋に乱入してやがるのか説明しやがれ」 「いや……こんな寒い夜、きっとお前は、独り者の独り鍋で余計に寒い気持ちになってるんじゃないかと思ったからさ。 それなら俺達の熱さを見て心温まってもらおうと……」 「帰れ」 鍋を片付けると、本格的な春がやってくる気が致します。 ――――― 今日は深夜から明け方にかけて、風切嵐様とMSNメッセでお話を……!!毎度お世話になっております。と言うか毎度朝まで済みません(ガクガク) 今回は、ガルデンには桜が似合うといったお話や、野球拳における敗者の末路、花嫁略奪物語などを……!! 長命でありながら儚い影を纏う桜の姿が、特に聖騎士の約束のガルデンに嵌るのではと……!! 桜の下での乱痴気騒ぎには漫画ガルデンや製作部長ガルデンが嵌りそうですが!! 「もっと高い酒をもってこい」がステキ過ぎ。
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