昨日あんな事を書いた矢先に風邪を引き、これは何か栄養のあるものをとらねばなるまいよ、よし此処は徹底的に自分を甘やかしてやろうといそいそ美味しそうなものを買い込んできたのですが。 帰って見てみると、その食料の半分以上が卵絡みの調理品で。 「栄養=卵」という自分のアナクロさに眩暈がしました。こんばんは、TALK-Gです。 さて、突然ですが。 ガルデンのリュー、シュテルの名前の由来について、私は独語の「シュテルン」(星)からきているのではないかと思っていましたが。 「星」なんてロマンチックでキュートなものより、もっと奴に相応しい意味を持つ単語を偶然発見したので、今回はその辺りを此処で御紹介しようかと。 既に御存知の方には、退屈なお話となってしまいますが。済みません。 で。 その単語なのですが。 読みはそのまま「シュテル」もしくは「ステル」。 何語かと言うと、やはり独語からきています。 純粋な独語ではありません。 日本人お得意の「外来語を略したもの(例:テレビ)」に近いです。 この「シュテル」という言葉、医療職者間で使われている隠語でして。 その意味は何かと言いますと。 ズバリ、「死ぬ」。 やはり病院内では「死ぬ」「亡くなる」といった言葉は忌まれているもので。 患者さん達にその事実を隠し、または知らせない為に、わざわざそういった隠語を使っているのだそうです。 例えば「○号室の××さんがステった」といった風に。 それでは何故、「死ぬ」を意味する隠語が「シュテル」なのかというと。 これは「『死ぬ』を意味する独語 sterben の最初の一音節のみ分離し,日本語として発音しやすいように母音 u を加えて作った」からだそうで。 sterben の最初の一音節……ster それに母音 u を加えると……steru そのまんまですね。 恐らくこれがガルデンのリューである「シュテル」の名前の由来で間違いないのではないか、と、個人的に思うのですが。 如何でしょうか。 と言うか、もし本当にそうだったとしたら、シュテルはドゥームと合成とか改造とか言う以前から「死」といった負の力を身に刻み込まれていた訳で。。 名前というものからは付けられたが最後、一生(場合によっては死んでも)逃れられない訳で。 特にリューナイトの様なファンタジー世界なら尚更。 (リュー世界での名前というものの重要性については、漫画でアデューが「重閃爆剣」を覚えるまでゼファーの名を呼ばなかった、という「願掛け」が興味深く、また参考になるかと。OVAでは最後までゼファーの名を呼ばない(もしくは知らない)というのもまた。) 「アースティアのリュー」という存在でありながら負の力を持って生まれてきたシュテルの「イレギュラー性」を考えると、非常に面白いと言うか何と言うか。 (職業的に「負」ないしカオスサイドっぽいのは結構あるのですが。 例えばニンジャやアサシン、死を運ぶ女神たるバルキリー) しかし独語に名前の由来がありそうなキャラ、多い気がします。 カッツェ(=猫)とか。(一人だけでは) ガルデンももしそうなら「庭」とかになってしまうのですが。 「今度の新刊は死×庭です」なんて文句を書く日も近いか。 因みにアデューは仏語で「神の御許で」つまり「永遠の別れ」。 ただしスペルは「Adieu」で、そもそもアデュー・ウォルサムの名前はスタッフの方の名前「UEDA」を逆読みしたものなので関係なさげですが。 当サイトは永遠の別れ×庭や死×庭を取り扱っております。 何か見るからに不幸そう。 あとパティは「パトリシア」とかのニックネームによく使われていますね。 15歳の儀式という正式な場でも「パティ王女」と呼ばれていたので、別に愛称という訳ではないのですが。 アレクだとアレキサンダーかアレックスか。 デリンガーは、嘗て女性が護身用にガーターベルトなんかに吊って携帯していたというエピソードが有名な小型の銃「デリンジャー」からだろうし、ティアダナーンでは同じく銃の名前から取ったと思われるリューガンナー「ウィンチェスター」が登場している。 また、ガンナーの上位クラス名「ワイアット」は、名作西部劇「ワイヤット・アープ」からだろう。 ゼファーは英語で西風やそよ風を表す言葉で、それを召喚するのがOVAや漫画初期だと「テンペスト」(嵐)であると。 漫画(そして一部のTVリュー関連商品内)で精霊石は「コクーン」と呼ばれていましたが、これは英語の「繭、または繭の様にすっぽりくるんで保護するもの」という同名単語は勿論、SF映画の「コクーン」に登場する「老人を若返らせる効果を持つ不思議な繭(それも遥か彼方の星からもたらされたもの)」も絡んでいるのではないかとか。 多分に思い込みの産物ですが、名前のルーツを考え出すと楽しくて止まらなくなります。
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