TOM's Diary
DiaryINDEX|前日のDiary|翌日のDiary
予備校時代の友人に、こんなことを本気で言う奴がいた。
「キングコングはKingKong、ホンコンはHongKong おかしくないか?」
と。 さらに続けて言う。
「だったら、ホンコンは正しくは、ホングコングじゃないか。」
いやだって、ホンコンはもともと香港、もともとの発音にできるだけ近いアルファベット表記したらHongKongになったってことだろう。それをホングコングとはおかしくないか。
「じゃぁ、わかったよ。 キングコングも同じ法則にしたがってこれからはキンコンと呼ぶことにする」
まぁ一理あるな。 私もこれからキンコンと呼んでみるかとは思わなかったが。
大学時代の別の友人だがやっぱり面白いことを言った。
「和菓子と言うが、和楽とは言わないだろ。」
え?なんだって?
「邦楽」
あぁ、確かに邦楽とは言うな。 邦画、邦人、邦楽。
一方で 和菓子、和船、和歌。
和はまだまだ思いつく。
和式、和室、和紙、和食。
日本古来のものには「和」を使い、単に外国のものと区別するときには「邦」を使うんだと思うけどな。
「う〜む、そうでないと言い切れる事例がないか考えてみる」
畳み掛けるように私は言う。
例えば、邦楽って言っても、アーティストが日本人なだけで、曲自体はポップスだったりロックだったりジャズだったりするだろう。でも洋楽とは言わないし、だからと言って和楽と言うのも聞いたことがない。少なくとも一般的には使わんよな。
「邦室、邦歌、邦式、邦食」
悪いけど、全部聞いたことない。
「やっぱりなぁ、でも、ラーメンとか、カレーライスとか、日本古来のものではないけど、実際には中華でもインド料理でもない事実上の和食ってあるじゃんか。邦食って言葉くらいあってもよさそうだけどな」
お前の場合邦食って言うより、飽食だからなぁ。 おれも人のこと言えないか?
|