TOM's Diary
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2011年03月15日(火) 続き-(3)

なぜヨウ素を飲むのか?

ヨウ素は体の中に蓄積されやすい物質です。甲状腺に蓄積され甲状腺ホルモンの分泌に使われるんだったかな?
また、ヨウ素の同位体(重さが違うだけで、ヨウ素とほぼ同じ物質)は放射能を持つ放射性同位体です。
これが体内に蓄積されると体内被曝してしまいます。
そこで、放射性同位体でない(放射能を持たない)ヨウ素を飲むことで体内被曝を防止します。

予防的に服用するならばヨウ化カリウムとして摂取します。
医者の処方が必要ですし、ヨウ素剤として売られている消毒液とは成分が違います。
最悪、アナフィラキシーショックとかの副作用で死亡するかもしれません。



放射性物質は洗い流せると聴いたけど、身体に付いた時点で被爆しちゃうんじゃないの?

一般に言われている放射線はα線、β線、γ線の3種類があります。
懐中電灯のたとえで言うと、光の色(波長)の違いのようなものです。
イメージとしては赤外線(赤外線ランプ)、可視光(蛍光灯や電球)、紫外線(UV灯)みたいなもの。

α線はヘリウムの原子核、β線が電子、γ線が電磁波。
α線は紙一枚で防げます。
β線は厚さ数mmのアルミの板で防げます。
γ線は鉛や分厚いコンクリートでようやく防げます。

つまりこれらを放出する放射性物質が衣服についた場合、
防げるのはα線だけです。
ただし、微量であれば、β線もγ線も身体への影響は軽微です。

しかし、α線を出す放射性物質を体内に取り込んでしまうと厄介です。
したがってとりあえずは体内に取り込まないことに注意しましょう。

洗い流す。
マスクを着用。
衣服は室内に持ち込まない。
など。

なお、過敏になる必要はありません。
政府が指定した地域でなければ、基本は大丈夫だと思ってください。
モニタリングポストはあちこちにありますので問題があればすぐに自治体から連絡があるはずです。


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