TOM's Diary
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2006年03月06日(月) 兵隊さんの帽子

先日、かみさんが出かけてしまったので、一人で会社の近所のカレーショップに夕飯を食べに行った。

案内されたテーブルの隣に迷彩服を着た若者が座っている。
ちょっといかれた若者か?(かなり偏見?)いまどきそんなファッション
だなんて・・・ちょっと嫌だなと思う。

しかし、近づいてみると、本物の兵隊さんのようである。
なんだ本物の兵隊さんか。
少なくとも、変なオタクとかではないので安心して席に着く。

頼んだものが運ばれてきて、食べ始めると、兵隊さんが席をたった。
伝票を見ながらお財布をポッケから出して・・・ふと見ると椅子に
毛糸の帽子が落ちている。拾うかな?拾わないかな?と思っていると
そのまま置き去りにしてレジに向かってしまう。

あわてて「帽子!帽子!帽子忘れてるよ!」と言う。
まったく気が付かずにレジに言ってしまう。
店員さんがこっちを見るがすぐに目をそらす・・・と言うか
ほかのことで手がいっぱい?

あわてて兵隊さんを追いかけて、帽子を手渡す。
近くで見るととても兵隊さんとは思えないほどかわいらしい顔した好青年。
日本語が不得手と見えて帽子を見るまでこちらが話しかけてもまったく
無反応だったのだが、帽子を受け取ると、満面の笑顔で「センキュウ・サー」。
とても良い感じ。

あの兵隊さん、戦場に行ったことがあるのかどうか、あるいは今後行かされる
ことがあるのかどうかわからないが、戦場にとても近いところにいるのだと
思うと、複雑な気持ちである。


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