TOM's Diary
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仙台でよっぱらいが事故を起こして高校生3人が亡くなったそうだ。
ここだけの話、私も酒を飲んで運転をしたことがある。 もちろん、若かりし頃の話であり、今は一切しない。しかも、 ほとんどは酔っているうちに入らない程度、それこそ乾杯だけで、 あとは烏龍茶などで我慢したときだが、いまでは、乾杯も烏龍茶に している。正直、私にとって、乾杯の時だけの一杯なら、絶対事故 なんて起こさないとは思っているが、法改正後は飲酒検問が恐い ので運転するときには一口も飲まないようにしている。
だが、一度だけ、ひどく酔っ払って運転したことがある。 その日は飲み会がいつになく盛り上がり、いつもの路線は終電が なくなってしまうまで飲んでいたのだった。しかたがないので 別の路線で帰宅した。この路線だと、最寄駅から自宅まで徒歩で 30分以上かかる。が、その中間付近、15分ほど歩いたところに マイカーの駐車場がある。 その日は間違えてクルマのキーをポッケに入れて家を出てしまった ので、これ幸いと、クルマで一休み。
酔っているときには判断力が鈍くなっているので、普段ダメだと 思っていても、なぜか大丈夫な気がしてしまう。しかも若さゆえ の無鉄砲さがそこに加わるから恐ろしい。
翌日は早朝からクルマで出かける用事があった。 ここから、歩くと15分かかるが、クルマなら5分、とっても 楽チンだ。しかもほんとにわずかな距離である。大して酔って いる気もしない。明日の朝15分かけてここまで来るのも面倒である。 とても身勝手な理由だが、これだけ理由が揃ってしまうと酔っ払いの 頭では間違った判断をしてしまうものだ。
結果は、とても丁寧な運転で無事に家までたどり着き、途中警察の ご厄介になることもなく済んだのだが、万が一なにかあったら人生が 狂っていたに違いなく、今考えるととても恐ろしい出来事だ。 本来ならば、酒を飲むことが判っていたのだからクルマのキーは家に 置いて出るべきであったのだ。その時点での判断が間違っていたのだ。
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その後の法改正で、今はとても厳しくなっている。 しかし、なにかが間違っている気がする。
罰則等が厳しくなっているのはもちろんだが、その中の目玉商品とも 言えるのは呼気中のアルコール濃度の許容値が引下げられたことだ。
それがいけないとは言わない。 厳しくなったのだからますます飲酒運転はしてはいけないと思わせる 効果は十分にあったと思う。実際に飲酒運転による交通事故も減少した と伝えられる。
しかし納得いかない。 微量のアルコールを摂取しただけの人はそれなりに判断力も残っている だろう。その人たちを検挙するのを反対するわけではない。 だが、酒気帯びを厳しくした割に、判断力が鈍ってしまうほど飲んだ人 が運転をした場合の罰則があまり厳しくなっていないと思われる点を 不審に思う。 ましてやその状態で死亡事故を起こしたら、殺人罪でも良かろう。
ちなみに現状は飲酒運転で死亡事故を起こしても1年以上15年以下の 懲役である。 だが、酒を飲んで運転すれば危険であると言うことは誰でも知っている ことである。にも関わらず、酒を飲むことを判っていながらクルマで 出かけ、飲酒運転をして死亡事故を起こせば殺人罪でもおかしくないと思う。 ちなみに殺人罪は死刑もしくは無期懲役もしくは5年以上の有期懲役で ある。大きな違いだ。
仙台の事故では6時間以上も飲んだ挙句の事故であったそうだ。 しかも一度家に帰り、車で呑みに出かけている。明らかに飲酒運転を するつもりであったに違いない。 ここまで来たら即死刑だって構わないくらいに思う。
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