Leaflets of the Rikyu Rat
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2006年10月09日(月) |
アウフヘーベン無機能 |
欲望に流されるがままの生活に堕ちている。 このままではいけない、と言う危機感をふとした瞬間に抱いたりするのだが、その危機感が実行にまで結びつかない。 稀に履行されても短時間で集中力が途切れ、営為は弊える。 そうこうする間に刻々と時が過ぎる。僕はその場に立ち尽くしたままだ。立ち尽くすのにも疲れ、座り込んでしまっている。 すべきことは明らかなのに、何もできないのは何故なのだろう。 懶惰が僕を襲う。“何もしない”と言う桎梏は桎梏と言えるのだろうか。 “できない”のではなくて“しない”だけなのだとは思うのだが、もしかしたら僕は本当に“できなく”なってしまったのではないかとも思う。 ただの甘えなのだと頭では理解しているのだが、しかし今のこの甘えが最終的に僕の将来を穢すことは確実である。そのことも理解している。 だとしたら今行動“しない”僕は“甘えている”とともに僕自身を“傷付けて”いるのだ。 僕は今、僕自身を傷付け続けている。
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