Leaflets of the Rikyu Rat
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2006年01月08日(日) 透き通って視えるのだ

眼鏡をかけ始めてから、車窓からの風景を眺めるのが楽しい。
とりたてて 夜。
光が鋭敏に見えるのである。
これまで柔らかく曖昧に見えていたイルミネーションの輝きがくっきりとした輪郭を持ち、その容赦無い光芒は僕の眼を傷める。
しかし曖昧より明確な形としての存在を好む僕には、それが何よりも喜ばしく思われる。
にんげんにしても何にしても、僕は曖昧より明瞭を好む。
赫奕たる光を放っているように、僕には見えるのだ。
(光明を放つものを見るとき、傷みは必ず生じるのである。)(覚悟して視なければいけないのだ。)
僕は視る(僕は視たい)


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加持 啓介 | MAIL

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