Leaflets of the Rikyu Rat
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2005年12月05日(月) シュレディンガーのネコ

今日は一日中無気力だった。
朝から鳴り止まない雷の音は、どこか遠くで聞こえる気がする。
特に何をするでもなく、夜。
丸一日以上何も食していなかったことに気づき、最寄りのローソンまで歩いた。
外はひたすらに寒く、身体は無意識に震え、指の感覚は無くなった。
一日の終わり頃になり、彼からの電話。
無聊で倦怠的な静寂は彼の快活な声により一瞬にして吹き飛んだ。
それが堪らなく愛しいものに思え、気力は沸々と湧き出てきた。
口が勝手に明日泊まりに行って良いかと尋ねる。
携帯の電源は切れど、己の電源はその瞬間入ったかの如く。
――明日は頑張れそうだ。


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加持 啓介 | MAIL

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