Leaflets of the Rikyu Rat
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2005年10月14日(金) 労働したい

彼と一緒に居れば居るほど 経済力の差が身につまされる
自分のしたいことやりたいことを彼ができる 僕はできない
与えられることに慣れそうになってしまう それがどうしようもなく嫌だ
己の力で手中に収める それができないのが嫌だ
やっとのことで手に入れたものを 彼がやすやすと手に入れているのが嫌だ

(これは経済的なものについての話である。)

勿論彼もそこに至るまでに いろいろなこと があったのだろう
努力もせず ただ無いものねだりをしても始まらない
そんなことは分かっている けれど分か れ ない

労働したい 労働したい
今僕がしているのは労働のための勉強
比較的高水準な労働条件のための勉強だ
小さい頃から願ってきた労働に直結する勉強が
今初めて出来ているはずなのである
それなのに
何故か
遥か遠くに感じられる
それは何故か どうしてなのか

僕は好条件な労働のために大学へ行ったのかと聞かれたなら
好条件な労働のために大学へ行ったのだと答えよう
いえす、僕は労働のために大学へ行ったのだ。

彼と逢ったことが僕に贅沢を教え
彼と付き合ったことが僕に焦りを教えた

労働したい
何のための労働かといえばそれは
贅沢と余裕と幸福のための労働なのだと思う
多分僕が一番欲しいのは幸福のための余裕だ

労働のための勉強
勉強のための集中力
集中力のための意志
それが今の僕には必要なのかと聞かれたのなら
そう それが今の僕には必要なのだと答えよう
いえす、僕にはそれらが必要なのだ

自意識のために
偏見のために
(余裕とは相反しない)切迫感のために
アイデンティティのために
矜持のために
幸福になるために


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いつも投票ありがとうございました。(12/15)

加持 啓介 | MAIL

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