Leaflets of the Rikyu Rat
DiaryINDEXpastwill


2005年04月22日(金) ゲイバーにて(バイト)

 彼と僕の先輩が一緒にやってきた。
 書きたいことはいろいろあるけれど、
 酔っ払いすぎて思考がまとまらないので
 とりあえず今日の日記はおしまい。
 また明日(ここに)続きを書きます。





↑エンピツ投票ボタン。押したら文字が変わります。

My追加
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

 (以下追記)

 何事も無いようにバイトをしていたが、
 常連のお客さんに彼氏とも仲良くやってるんだろう的なことを言われたので
 「いえ、別れました」と努めて明るく答えたものの
 マスターに聞きつけられいろいろ聞かれる。
 僕もむしろ、振られました宣言をするかー、と意気込んでハイテンションで振舞っていたので
 矢継ぎ早の質問にテキパキと答える。
 次いで暫くしてから先輩が出勤してきて、
 同じように聞かれたのでこういう理由で、と言ったらにんまりと
 「アンタ、これを選んだのね!」と言ってお金を示すジェスチャーを取る。
 「こいつ、金を選びやがったわ!」と連続して大げさに言う。客が皆笑う。
 勿論冗談だろう。先輩はお客さんの前では笑いを取る振る舞いをするし
 言動は少し厳しいけど、
 実はやさしいひとだ。
 ネタとして扱われれば扱われるほど、気分は軽くなり元気になった。

 暫くして彼と、今年卒業したばかりの先輩が来た。
 事前に彼と飲むらしいことをメールで聞いていたので、
 二人で来ることは想定していた。
 彼はいつもよりも肩を丸め不自然に無口であった。
 僕とはほとんど会話をしない。
 何が普通にいい関係が築けると思うだよ、とこころの中でつっこみを入れる。
 ぎくしゃくとすることこの上無し。
 
 彼と別れることが決まったその日に
 彼と飯を食う約束をしていたのだが、
 もともとは日曜の昼ではなく土曜の夜に会う約束であった。
 用事が入ったから日曜の昼にして欲しい、
 と暫くしてから電話があった瞬間に、
 僕は大きな違和感を感じていたのでこの日さりげなく聞いてみた。

 「明日は仕事でもはいったん?」と尋ねれば
 「仕事は朝。」とこたえる。
 「じゃあ夜は?」と直で聞いてみれば
 「・・・用事。」と蚊の鳴くような声で言う。
 この“用事”という言葉に今まで何度こころを痛めてきただろうか、とこれまでの出来事が思い出された。
 
 過去一年間、何度と無く聞いていたので経験的に確信がある。
 仕事関係であれば仕事と言う。
 彼が「用事」と言うときは、往々にして僕に隠し事をするときであった。
 今回の場合はこんなところだろう。
 
 1.誰かと飯を食う。飲む。その後は・・・知らん。
 2.用事など無いが、「夜」を避けるために「昼」にシフトした。

 おそらく後者だろうけれど。
 前者であったら、もはや彼とは完全に縁を切る覚悟である。
 ひととの約束を反故にして別の約束を入れるという時点で僕は彼を見限る。
 まあ、多分に後者だと思うのだけど。
 彼は計算高く臆病で、けどプライドが高く頑固なため
 一度自分で出した結論は撤回できないだろう。
 けど夜に酒を飲めば彼の助平魂に火がついて
 それから僕とどうなるかは分からない。
 それを避けたのだろう。
 どちらにしても、彼はもう僕とよりを戻す積もりは無いのだろうなあと感じた。
 それにしても彼の嘘は
 分かりやすすぎて辛かった。



↑エンピツ投票ボタン。押したら文字が変わります。

My追加


 / My追加
いつも投票ありがとうございました。(12/15)

加持 啓介 | MAIL

DiaryINDEXpastwill

エンピツユニオン