Leaflets of the Rikyu Rat
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2005年04月20日(水) さびしさは鳴る。耳が痛くなるほど高く澄んだ鈴の音で鳴り響いて、胸を締めつけるから、その音がせめて周囲には聞こえないように、


悲しくないと言えば嘘になる。
しかし、すっきりしたということもある。
今までひたすら悩み続けていたことを
終わってしまったことなのだと
遠くへ放り捨てるのはせいせいする。
と同時にやはりさびしくもある。

彼にとって自分は何だったのかと思わずにはいられなくなることもある。
けれど結果として現在があり、
たとえそれが過去から紡ぎ出された現在であろうと
未来を見据えた上で打ち出された現在であろうとも
僕はそれを受け入れざるを得ない。
時間の流れによる感情の変化はどうすることもできないのだ。(と自分に言い聞かす。)

距離を越えた、
時間を越えた魅力を持たない自分が悪いのだと思うことにした。
そんな大層なもの、一生かかってでも身につけられるかは分からないけれど、
自分を磨けば磨くだけ
可能性は広がるだろう。




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題名は、いまさらながらに綿谷りさ『蹴りたい背中』冒頭から引用


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加持 啓介 | MAIL

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