今日の雷雨は凄まじかった。本降りになる前に帰宅できて良かった。何日か前は帰る前に降りが酷くなって、途中で雨宿りする羽目になったし。いや、雨つーか、風が酷くて、かなり濡れた。

　とにかく、雨が一段落ついた頃、空は見事な夕焼け色に染まり──何と、虹が出た。かなり、久々に虹を見たが、夕焼けの中だったので、虹色も淡くオレンジがかかった朧気な七色（いや、七色も見えんかったか）な上、確り外側には薄らと副紅もかかり、二重の虹だった。
　それだけでも、初めてのものだが、更に見物だったのは雷雲は去っても、東の方はまだ暗く、時折、稲妻も走っていた。そして、虹かかっているのは南東方向（お陰で、夕焼けに染まりきらずに見えていた）の見事な半円。
　その半円の中に、何と稲光が！　しかも、縦方向ではなく、横方向に閃光が奔るのが本当に龍が飛翔しているような趣で……。
　そういえば、『虹』も中国では龍の一種、眷族とされているとか。詳しくは『創竜伝』で^^

　もう、日没寸前だったので、夕焼けは薄れ、虹もほんの十分ほどで消えてしまったが、今までにない、というか、多分、二度と見ることのないような三重コラボな情景だった。（あー、技術が伴えば、ＣＧソフトで再現できるのに。今度、チャレンジしてみるかな)