サウンドスケープ

2004年07月29日(木) 祖父の思い出

祖父と同居していた。小さかった頃はいつも僕を膝に
乗せて、どこかの古本屋で借りてきた漫画を読んでく
れたりした。当時僕らが面白がったのは「おそまつ君」
やパーマンだったと記憶しているが、祖父が自分が
知っている漫画を借りてきてくれるので、読んでもら
ったのは、「矢車剣之助」や「鞍馬天狗」などの時代劇。



祖父は巻いてある半紙に筆でサラサラと達筆な字を書くよう
な人だったが、読むほうがちょっと変わっていた。
それは、小さい「っ」や「ゃ」などをそのまま読んでしまう
のだ。例えば、刀で敵を切るシーンの擬音「シュバッ」などを
”シュバツ”、「ハッハッハッハ」と笑う場面を、”はつはつはつはつ”!!

やつたな!とか
がつはつはつはつ、とか 
パカツパカツパカツパカツ 笑

従って僕はそのように覚えてしまい
学校でしばらくひそかな物笑いになっていたのだった。


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