京のいけず日記

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2006年09月20日(水) ウルトラセブンと誰かさん♪ パチンコの哲学

らくがき絵デヤャャャーッ!!


なんじゃ。こりゃっ!? …のタイトルですが。

今日は馬鹿馬鹿しいパチンコの話を書きたくなりまして。マジメな私しか知りたくない人はアイマスクのご用意を。

今、ウルトラ兄弟の映画が公開されていますが。
7は7でも「CRぱちんこウルトラセブン」の話。


新台が出れば、古い台などすぐに姿を消すという厳しい業界の中で、
煙草のショートホープと同じように今でも根強いファンが多いです。
約500分の1というきついスペックですが、大ヤマトと並んで名機だと思います。

そのパチンコ台。
幸運にも大当たりするとバトルモードになり、セブンが怪獣と闘います。
バトルに負けるまで大当たりが続くわけです。…あ。こんな事はいいですね。

そのバトル中、バトルが続けば続くほど何だか泣けてくるんです。
あぁ、無駄にお金使ちゃったとか。時間無駄にしたとか。そんな事じゃなくて。

ガンダムや、エヴァみたいに、鋼鉄の体に守られるわけでもなく、
怪獣と対等に闘うセブンを見ていると…。

な、泣けてくるんですよ。

変? やっぱり。

特に足を踏ん張った時の太もものスエットスーツのたるみ具合とか。
背中のボコボコとした不自然なつなぎ目?とかに目がいっちゃった時は。

闘うセブンを見て、何て律儀な奴なんだろう、と思うわけです。
まじめで、一生懸命に闘う姿…。ダメージを受けても受けても立つ姿…。
それってやっぱり胸を打ちます。

いつしか。セブンのデヤャャャーを聞きながら。いつもの妄想世界へ。
がんばれ、セブン! 踏ん張れ、歳三! …え? 
消え行く玉には目もくれず…(嘘) そんな馬鹿な事を考えています。


 
パチンコの何が面白いのか。
どうしてそんなものにお金を捨てられるのか。

と聞かれると。さぁ。どうしてなんでしょうか。

遊びは理屈じゃなく面白い。
そうとしかいえない。

私にとってパチンコは、賭け事、ギャンブルじゃなくて遊び。
結果的にはそうなる可能性も大いにありますが。

人が面白いという「遊び」はそれぞれ。
だから面白いとか思わない人はやらない方がいい。
お金や物に依存しない「遊び」の方がナンボかいい。それは言える。

お天気のいい日に入店し、店を出ると日が翳っている。
あぁ。なんてもったいない時間を潰した。そうも思う。
それが夫婦仲良く共に負けた日にゃ…。尚更だ。

あんな単純なゲームの何が面白いのか。と思いつつ。
仕事の空き時間、週末、性懲りもなく向き合っている。

そして自分と会話する。


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それにしても。
見知らぬパチ屋さんでも一人で入ってしまうという、私と、姉。
幸か不幸か、ダンナさまを除き、生活環境圏にパチをする人がいない。
つまりは、そういうマジメな人ばかりの人間関係にいるってことなんだけど。

たいていの人は、一人でパチします、などと言おうものなら目を白黒する。
また、そんなことはめったと言わない。

猫をかぶっているわけではない。
何故なら。嫌われるとか、そういうことじゃなくて。
どう反応を返そうかと、相手を困らせる、戸惑わせるのが申し訳ないからだ。
2つ目は、無駄が嫌い、損が嫌いという人に話しても、つまらない。
3つ目は、逆に乗ってこられても、大切な隣人だから、それはそれでコワイ。

というわけで。
たいていのパチンカーは孤独なのだ(…ほんまかい (^^ゞ)


ドマジメで、横着もんという、矛盾した子ども達を育てた、父。
日曜日、さしもの父も、もう場外へ馬券を買いに行く気力もないのだけれど。
元気付けに「買わへんの?」と声をかけると、
「ええ歳した爺さんが、あんなところでウロウロしてたらカッコ悪い」

格好が悪い!? なんやねん。それ。
今までさんざん極道、好きなことしてきて、あんた、今頃になって言うか。
医者の告知を受けるまではせっせと買いに行ってたやん。80過ぎの爺が。
おかしくて涙が出てきた。

父も弱気だ。


Sako