京のいけず日記

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2006年05月18日(木) 花と宝くじ

ふだんは殺風景な我が家にたくさんの花が飾られている。
白いアマリリス。長女の誕生日祝いの花。母の日の赤いカーネーション。
そして今日二つの花が加わった。

一つはダンナが結婚記念日のお祝いに買ってきてくれた薔薇の花束。
もう一つは20回目の結婚記念日のお祝いに思わぬ所から花を頂いた。
贈り主はダンナが勤める会社だった。

両手を伸ばして抱えるほどの大きなアレンジメント。
「へえー。みんなにこんな事してるん?会社?」と聞くと、
結婚記念日はともかく、社員さんの誕生日祝いには何かするそうだ。

思えば。結婚して早々、安定していた会社から独立し、数人の方と小さな会社を起こした。一ヶ月の給料にして、突然、両手減額の憂き目に愕然とし、さすがに楽天家の貧乏人も食べていけるのかと本気で心配した。

そっか。あれから20年かぁ。へへえぇ。
20年もダンナと一緒に暮らしているんだ。嘘みたいだ。
(…私が男だったら。絶対こんな嫁さん追い出してるぞ (^-^;))

二日前のことだった。

「アクセサリーとかあんまり付けへんし…」
と、ダンナが黄色い封筒をぶっきらぼうに突き出した。

そーいや。先週、何か欲しいものはあるかと聞いていたっけ。
宝石は興味なし。バッグや服は好みが分からん。旅行は今は行けない。

考えた挙句の結果が、宝くじの分厚い束。
時々気が向いたら、10枚、20枚と買っていたのを思い出してくれたのか。
こんなにたくさんの「夢」を一度に手にしたのは初めて。

宝くじ当たるといいなぁ。

もし一等が当たったら? うーん。どうしよう?
ゆっくり出来てコーヒーの飲める貸本屋とか、古本屋さんやってみたいな。

いやいや、もっと現実的に…。
庭と書斎がある家を建てて、それとは別に義母の家も建て直して、
死ぬまでの保険料を一括払いして、みんなに幸せを少しずつお裾分けして…。

そして。この夏が無事終わったら、ダンナと旅に出よう。
海外もいいけれど、やっぱり歳三さん行脚の旅がいいな。
付き合ってくれるよね?

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落書き絵あっという間に今日は土曜日です。
父は食が進まないものの自宅にて無事です。
週明けから弱い抗癌剤を使った治療が始まります。
母の三回忌も無事に出来そうでほっとしました。

仕事の事とか、読んだ本の事とか、
ウダウダが頭の中に溜まっているのですが、
毎日、爆睡。今朝もこれから出勤です。
しょうがねえ。がんばんべ。


Sako