京のいけず日記

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2006年04月18日(火) 「冬ソナ」から発展するいつもの長いグダグダ

桜の花の写真嵐山周辺の桜です。

今年は結構寒かったのか、花が長持ちしています。

風が強い日は花吹雪が舞います。…葉桜になる頃には4月も下旬。春から初夏へと、お日様の陽射しも変わっていきそうです。


…と。
ここでやめておけば、歳三追う…じゃなくて、年相応の日記なんですが。
えー、最近、話題の多いパチンコの話です。

午後からの仕事が休講になって、よせばいいのに立ち寄って来ました。

その店には「大ヤマト」はなく、なので「エヴァ2」という機種で遊びました。
立ち上がりにすぐ連荘し、気を良くした私は、まだやった事のない「冬ソナ」に手を出してしまったのです。そこはレディース専用のコーナーがある店で、それも初体験だったのですが…。まぁ、華やかというか、ビミョーです。

隣の人が大当たりを引き当てました。大当たりには確変と通常当たりがあって、数字、絵柄によって違います。さて、そこからです。盤面には交互に数字が回っています。

すると何という事でしょう…。
隣の彼女はイッキ飲みの煽りのごとく、
「当たれ!当たれ!(変われ)」と手拍子を取り始めたのです。

一瞬、唖然…。な、何なんだ、このヒト…。
よくチャンスボタンを壊れんばかりに連打する人や、ハズした途端にガラス盤にあたる人ならよく見かけるのですが、宴会系の人を初めて見ました。

私はパチンコも黙々と打つタイプで、隣にヘビースモーカーや、こういう人が来たりすると苦手なのです。五月蝿いのも苦手です。
(…なのに。集中し始めると、あの大音響も誰かさんの耳には届かないらしい)

ところが、席変わろうかなと思っていたのに。
「やかましくてごめんね」と謝りつつ、今日は10箱も出したのに全て流したとか、にぎやかに打っている彼女を見ているうちに愉快になってきたのです。

まわりが全て女性という雰囲気、安心感?もあるのかもしれません。
これで楽しく遊べるように、出玉も、女生徒のように華やかだといいんですが、腐れオバチャン同様に (→ ワタシ) そうは問屋が卸しません。
やっぱりパチンコ屋さんが儲かるように商売しているのです。


ところで。機種によって、盤面のランプ表示の記号から大当たりが続くかどうか、リーチが外れるかどうか、お勉強すれば、ある程度予想はつくらしいです。BBSなど覗いていると、そういったサイトの事も確かに載っています。

でも。…それってどうなんだろ?
通常当たりで、そんな時に隣の兄ちゃんが「次、当たるよ」なんて言ってくれたら、そりゃ嬉しいには違いないけれど。それって、どうなんだろ。

当たり外れの分かっている人生なんて、そんなの面白いだろうか。
ミステリーの頁をめくる前に、犯人はこの人よと言われるようなもの。
最初はドキドキしていたのが、ガセの演出にまったく動じなくなって、変に期待しない、心穏やかでいられるという反面、すごくつまらない。

人によっては金儲けのギャンブル。
人によっては時間の無駄に感じる、延々と玉を打つという、単純な遊び…。
私は…、多少?損しても、楽しいから、遊びたくて打つ。

なのに。ある瞬間から、アタリ、ハズレが、分かってる…って、どう?

(ちなみに当たるはずのないリーチが、スンナリ当たる場合があります。
 めったにないのですが、びっくりです。どうなってんのでしょう?)

てな事を、相も変わらず帰りの電車の中でウダウダ考えていました。
そしてウダウダの先に行き着いたもの…が。

「大人になったら分かる」とか。

「それは上手くいかないぞ。失敗するぞ」とか。

例え結果が分かっていても、安易に、子どもに、正解や、腐すことを、先に言っちゃダメなんだと。改めて思った。


取り返しのつかない事は、断固として押えつけなきゃいけない時もあるけれど。
それ以外なら、例え「ハズレ」が分かっていても「やってみぃ」と言える度量が欲しい。まぁ。パチンコじゃあるまいし、難しい…ですが…ね。

ちなみに近藤や、土方が、浪士隊に参加し、京へ上ったのだって、将軍警護という名分はあっただろうけど、一種の賭けじゃなかったか。

先に何が待っているか分からない、期待と不安…。
ワクワク、ドキドキ、そんな時分が一番いいなぁ。


…え? 今日の成果?
あー、ですね。結果は「エヴァ2」でせっかく大勝したのに、寄り道した「銀鉄」と「冬ソナ」でトータルちょい負けになりました。

「冬ソナ」じたいは、特にヨン様ファンでもないので、「水戸黄門」ばりの演出と、ドラマ仕立てが少々辛気臭い…。
たぶん「冬ソナ」もレディースコーナーももう行かない…、と思います。

しっかし。パチンコの話から何でこーなんの (^^ゞ


Sako