京のいけず日記

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2006年04月06日(木) 咲かないアマリリス

ポット植えアマリリス← ようやく青々しい茎が出たアマリリス
…いかに掃除していないかよく分かる廊下(汗)


昨年の暮れ、姉からポット植えのアマリリスの球根を貰った。愛情が足りなかったのか、日当りが悪かったのか、3月も去ったというのに、花どころか、茎の伸びる気配もなし。

同じ時期に持っていった義母のアマリリスは、もう花が咲きそうだというのに。

20〜22℃の室内で育てた場合、約6〜10週間で開花するのだそうだ。


…家の中が寒くて。誰も注目してくれなくて、休眠しちゃったのかな。

子を慈しむように花を育てる人がいる。自然の花を愛でる人がいる。
きっと。心豊かな、優しい人なんだろうな。

私ときたら… 
玄関脇のわずかな土のスペースは何やら雑草が生い茂っているし、
頂いた切花の花束は早々に枯らしてしまう。
つくづく細やかな気配りに欠けた、薄情な人間だと思う。

近頃ではこういう性格を十分に熟知して、我が家にやってくると花が可哀想だから、自分では植えないし、買わない。
家族の記念日や、仕事で頂く花束が、時々彩る程度。

「そんなアンタでも大丈夫。室内に置いて、時々、水を足すだけだから」
と、姉は花を贈ってくれたのだけど、こりゃダメだなと思っていた。

ところが、やっと目が覚めたのか、この時期になって茎が出だした。
いそいそと少しでも日当りの良い玄関先の廊下に置く。

どんな風に花を咲かせていくんだろう。
…おまえ。大きくなれよ。

そういえば。痩せた金木犀の枝の先にも、柔らかな新葉が覗いている。
悪環境でも春が来たのをちゃんと感じて芽吹く時期を知っている。
僅かな自然の養分を取って、自分の力で大きくなろうと頑張っている。
偉いなぁ! 私も頑張ろう。


Sako